企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える66−なぜ、上質とは、品がよいことではないのか?
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。
●なぜ、上質とは、品がよいことではないのか?
ビジネスでは、もっと生きた言葉を使うべきなのである。
<見方>
高級ワインのサイトの仕事で、ワインが売れないという相談を受けた。そのときに出てきたキーワードが「上質」という言葉である。いい言葉である。上質とか上品、こういう言葉に人は弱い。
私は、関係する人に「上質とは?」と聞く。返ってきたのは「品がよいこと」。それは、もちろんわかっている。国語の授業をやっているのではないし、辞書を引いているわけでもない。私は「上質なワインとは?」を聞いているのである。これでは、売れるものも売れない。
サイトでは5万円ぐらいのワインを扱っている。このワインは、なぜ5万円なのか、それが上質である理由であろう。こういうワインだからこそ、5万円なのである、というスムースな理由があるはずである。答えは、もう出ている。上質さをスムースに納得してもらえるようなサイトにしなければいけないということである。
高級ワインは、買うべき理由があるはずである。セレブな人が毎日たしなむというケースはあるだろうし、セレブならずとも、普通の人でも買う機会はあるはずである。例えば、目標を達成した自分へのプレゼントとか、ワイン好きの両親の銀婚式のプレゼントにとか。
高級ワインを売るためには、「上質」という言葉の価値を徹底して考え、それをわかりやすく伝えること、そして、ここで、今、買うべき理由を提供してあげることである。それを基本にしながら、顧客とのよい関係を築いていく。それプレス、小さな工夫をどれだけ盛り込んでいくか。
基本的な話になってしまったが、基本ができていないでうまくいかないなら、基本に戻るしかない。この場合は、上質さとは何かである。
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