『希望の国のエクソダス』村上龍著を読む
全国的に不登校児が増加する中、
中学生が、
インターネットを使いネットワークを作り、
それを基盤にしてビジネスを大きくして、
北海道にコミュニティを作り、
ついには世界的に影響を与えるという物語。
ストーリーだけ書くと、
単なる小説にしか思えないが、
近未来を予言できていると思う。
中学生ネットワークの
「中心的な存在」である、
ポンちゃんの言説や行動において。
大人たちがビジョンを描けない中で、
中学生のポンちゃんだけが、
自分の言葉をしゃべることができる。
それでも、
どこに行くべきかはわからない。
それは、経験が少ないから。
しかし、ポンちゃんたちを見守ってきた
ライターが、小説の最後に言う、
「もし、希望があるとしても、
実現に向けてドライブしていく動力となるのは欲望だろう」
という言葉が、その答えだろう。
それにしても、
相変わらず、
村上龍氏はさえている気がする。
人やものごとの名前の付け方とか、
会話とか、
ストーリーも。
その社会や人を見る目が、
とても魅力的に描けている。
こういうのが本当の小説なんだな、
と本当に思えるのである。
★5つ ★★★★★
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