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2022年6月21日(火曜日)

入札企画提案書の作成が難しくなっている

カテゴリー: - hagiri @ 09時45分47秒

入札総合研究所によりますと、2017年度に90万件であった入札発注数は2021年度には105万件に増えてるようです。

金額レベルでは25兆円以上とのこと。

国家予算が約100兆円ですから入札市場がいかに大きいか分かりますね。

ちなみにトヨタ自動車の2021年度の連結売上は約31兆円です。

それはともかく、官製ビジネスが広がっているというのは、元のお金は税金ですから、個人的にはあまりよくないのではないかと思っています。

公共的な事業ではない限り、経済は民間で回すほうがよいと思いますので。

ただ事実として官製ビジネスが広がっているのです。

入札市場自体が大きくなっている中で、最近私が特に感じているのは入札企画提案書の作成も難しくなっているということです。

総合評価方式における入札では、企画提案書(技術提案書と呼ばれることもあります)が必要です。

企画提案書を作成するあたっては、まず入札仕様書や説明書を読まないといけないわけですが、そのボリュームも最近大きくなってるように思います。

仕様書も数10ページとか、50ページ以上あるのが普通です。

もちろん入札案件によりますが、つまり入札の内容、概要を把握するのがまず大変なんですね。

実際、私にご相談いただく中に、入札内容を説明する仕様書の内容が理解できなくて手伝ってくれないかという話があったぐらいです。

そのときは、色々な分野の仕様書を読んでいる私にとってはそれほど難しくは思いませんでしたが、たまに読むくらいですと理解するだけでも大変だなというのは分かる気がします。

仕様書は、分かりづらいお役所言葉とか言い回しで書かれていることも結構ありますし。

私に入札企画提案書の作成をよくご依頼いただく企業の中には、仕様書をあまり読まずにご依頼いただく担当者の方もいらっしゃいます。

ほかの業務で忙しくて手が回らずに、私の方にとりあえず投げればやってくれるだろうという見込みがあるからだと思います。

私のほうでも何回も企画提案書を作成サポートしている企業の依頼ならば、企業の特徴や業務内容、そして求められている企画提案書のレベルや内容も分かるので構いませんが、ただそもそも仕様書そのものを読み込むのが大変という状況があるから、そうなってしまうというのは言えるかと思います。

というようにまず、入札案件の概要、内容を把握するのが大変なんですね。

そして、入札するにあたっての提出する資料も増えているように思います。

いちいちここではどんな書類が必要かは言いませんが、昔はもっと少なかったと記憶しています。

提出すべき誓約書や契約書などがどんどん増えました。

情報保護やセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンスなどがうるさくなっているのも関係しているかなと思いますが。

そして、提出書類の中で一番の最難関は入札企画提案書の作成でしょう。

最近の入札では、企画提案書の作成するボリュームも大きくなっています。

30ページ前後が当たり前で、50ページ前後、中には100ページとか必要なケースもあります。

私が10年前頃にやっていたときは、まだ1ページとか2ページ、10ページの案件も結構あったのですが、最近はそのような簡易な入札企画提案書を求められることがほとんどありません。

つまり、かなり詳細な企画提案書を作成しないといけないということになります。

企画提案書に書き込まないといけない内容は、仕様書などに細かく書かれてることが多いので、基本的にはそれに沿って作成すればいいのです。

ただ業務をきちんと遂行できるノウハウや能力があっても、それらを言葉や図解して企画提案書という形にすることは、また別のスキルやノウハウが必要です。

まして、それを詳細に企画提案書に落とし込むためには、自社の業務やビジネスモデルの詳細な分析や認識、場合によっては捉え直しが必要な上、さらに企画提案書の作成スキルが必要になってきます。

私は、当社以外で作成された、実際に提出されたり落札できた入札企画提案書も見る機会も多いのですが、今の入札企画提案書に求められるレベルは、もう完全に私から見るとプロレベルです。

素人でここまでの企画提案書作成するのは至難の技ですというか、はっきり言ってしまうと素人ではできません。

普段何かの運営管理業務をやっていたりする落札企業が、入札企画提案書を作成する仕事が常時あるならともかく、年に1回とか数回程度の頻度の入札では、企業内に高いレベルの企画書作成能力をもつ人員を確保するのはなかなか難しいでしょう。

入札企画提案書作成に慣れた当社のような企業に依頼する手は、もちろんあります。

そこには、作成難易度がずいぶんと高くなっている入札企画提案書をどう企業として取り組むか、入札事業を重視している企業なら、現状より大きな課題になっているという背景があるのではないでしょうか。


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