企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える40−なぜ、布団に寝るのか?
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。
●なぜ、布団に寝るのか?
布団は、安らぎをもたらすからである。
<見方>
以前、TBSテレビの朝の番組『はななるマーケット』のオープニングを見ていたら、司会者のやっくん(といったら失礼かな?)が、「最近、下の2人の子供たちが一緒に寝なくなって、とても寂しくって・・・」としみじみと実感を込めて言っていた。わかる。子供と寝るのは、親にとっても、大いなる安らぎというか、精神的な安定感をもたらす。たまに、私以外の家族全員が帰省して、一人で寝ていると、とても寂しい。
私はベッド派ではなく、布団派である。やっくんも、布団派ではないだろうか。布団でなければ、2人の子供と寝られない。そして、このことには、洋式トイレが和式トイレを駆逐したようには、ベッドが布団を駆逐できない理由があると思う。
私が布団派であるのは、ベッドだと、上掛けにくるまれて縛られたような感覚がするか、くるまれないと上掛けが落ちて冬などとても寒いのがイヤだからである。ベッドの最大の特徴は、いつもの西洋的な特徴と共通する時間短縮、つまり、夜はすぐに寝れる、朝はすぐに出かけられるという合理的な理由があるが、それは私がベッドがイヤな理由を超えるメリットとはならない。
ベッドは、個性化の1つの表れとも見ることができる。つまり、人が個として認められ、個室が与えられ、だから個人が眠るベッドが必要になる、という流れである。そこには、他人が入り込むスキは必要ない。
それに対して布団はどうか? 布団は、どこでも敷ける。だれかが泊まりにくれば、レイアウトを変えて、なるべく多く敷くことができる。布団は、そもそも、みんなと寝るということが前提となっている。これは、もちろん、家の中の空間を、昼は居間として、夜は寝る場所として活用する、ということを含む。
あと、このときに起こっている、布団は並べて敷くということに着目したい。布団は並べると、子どもにとってはマットになる。つまり、でんぐり返しをする場になる。また、布団の中に入れば、探検ごっこになる。3人で2つの布団に寝ることもできる。布団を超えて足が触れ合えば、寒い冬には、湯たんぽがわりになる。
最近の羽毛布団はとても進化していて、軽くて、とても温かい。でも、布団らしさというのは、そんなところにあるのではない。
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