企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える36−なぜ、お客様に感謝されるのか?
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。
●なぜ、お客様に感謝されるのか?
ほかの人や会社ができない視点から、お客様をサポートしているからである。
<見方>
あるWeb会社の仕事で、その会社の名刺を私がもって、その会社のクライアントである出版社に、Web展開のプレゼンに行ったときのことである。ひととおりプレゼンが終わったあとに、担当者たちはしきりに私にお礼をいう。「ありがとうございました」。そして「社長によろしくお伝えください」と。
どういうことかというと、Web会社の社長は、その出版社が出している雑誌の広告をいくつも取ってきているのである。その出版社は、そのことについて、お礼をいっていたのである。「先日の広告ありがとうございました。社長によろしくお伝えください」。
言われた私としては悪い気はしない。というより、あまりにもそんなに丁寧に言われると、むしろ恐縮してしまう。
こういったやり方の効果は、とても大きい。まず、提案したWeb企画は、断然通りやすくなる。少しぐらいのズレならば、担当者から好意で指摘してくれる。雑誌広告の営業についても、その分の代理店手数料はWeb会社にもちろん入ってくる。これもビジネスになっている。さらに、現場の営業のしやすさである。その場にWeb会社の社長はいないのに、スムースに話が進み、営業担当者は気持よく仕事ができる。
話としては簡単に聞こえるが、なかなかできるものでものではない。このWeb会社の社長は、営業マンとして、自分のネットワークを生かし、できることをやり、それがほかのWeb展開の仕事に結びついているのである。
企画は、企画そのものの内容や価値だけを考えがちであるが、こういった状況を作ること、もっと大きな視点から企画を考えることも大切なことである。
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