現在の、ＳＥＭから見ると、
基本的な考え方はいいとしても、
ちょっと古いかなという気がする。

この本で一番いいたいことは、
多分、99ページの集客できるコンテンツのところで述べられる
５つの注意点である。

特に、そのうちの、
・出し惜しみをしない
・短期的な効果は期待しない
というこの２つになるだろう。

これは、著者が、無料コンテンツで人を集め、
それによって成功してきたという自らの経験によっている。

そういう意味では、説得力はあるし、
十分に納得できるものがある。

ただ、現在、ＳＥＭというときは、
キーワードをどういうふうに設定し、
キーワードを中心にしたマーケティングをどう行えばいいか、
というところのノウハウが中心である。

さらに、ＳＥＭの重要性が高まるにつれ、
経営的な視点からキーワードをとらえる必要性が
出てきているのが現状である。

キーワードを経営的にどうとらえるのか、
どう活用していくのか、
事業コンセプトや企業理念とどう関係づけるか、
そこまで考える必要がでてきていると思う。

この本では、そこまで言っていない。

あと、コストゼロといっているが、
有料メニューも多く説明されている。

タイトルで言っているからには、
コストゼロの手法に徹したほうがいいのではないだろうか。

＃読書時間　2.5時間
★３つ　★★★☆☆