『賢く走るフルマラソン−マラソンは「知恵」のスポーツ』田中宏暁著を読む
タイトルのとおり、
頭をめいっぱい使って、
マラソンを速く走ろうという本。
しかしながら、
練習は楽しく走れる
ニコニコペースでよいという。
とても魅力的なテーマの本である。
まずは、体重の問題。
カラダが軽いほど速く走れる。
体重(kg)を身長(m)の二乗で割る、
BMIで計算しても、
この値が小さいほうが速く走れる。
著者は、箱根駅伝で優勝するチームを、
各大学の選手の数値を実際に計算して、
これで当てたことがあるそうである。
だから、なるべく体重を減らしたほうがいいのだが、
それは、食事療法と運動を組み合わせる。
その次にランニングスキル。
かかと走法ではなく、
足の先のほうで走る「フォアフット」をすすめたり、
あごは引かずに、自然な呼吸をすすめる。
最後にレースでの走り方。
1ヶ月前からの練習方法や
その直前の食事の仕方、
目標タイムの設定の仕方、
ペース配分などに知恵を使う。
その結果、著者は、
かつてはマラソン選手とはいえ、
3時間以内でフルマラソンを走るのだ。
読んでいると、そこまではいかなくても、
かなりこの通り実行すれば、
走れるような気になる。
ただ、著者がすすめるBMI22以下ともなると、
もうやせすぎの部類である。
素人であっても、
もうマラソンが人生みたいな人ならともなく、
どちらかといえば楽しみの領域で走りたいような
私のレベルでは、
食事療法も含め、きつく感じる。
体重が少ないほうがいいといっても、
ビジネスマンならスーツ姿が似合うように、
胸板は厚いほうがいい。
走ることに関して、
自分なりにどう考えるか、
それによって本書の価値も変わってくるだろう。
知恵で走るということを、
ここまで説明している本はないし、
頭を使って走ることの大切さを認識できる、
そういう意味では価値ある本だと思う。
#読書時間 2時間
★4つ ★★★★☆
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