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2006年10月21日(土曜日)

『一勝九敗−ユニクロも失敗ばかりだった−。』柳井正著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 08時20分34秒

私が、ユニクロのすごさを
見せ付けられたのは、
ボディテックのスパッツだった。

ジョガーである私にとって、
その低価格、高品質さは、
驚くべきものだった。

それは、この本で説明されている、
まさにユニクロが提供したいモノと一致している。

もともと、
流行や形から入っていって、
ファッションそのものに価値があるような
ファッション業界の言説や見え方に
私はとても違和感があった。

それに対して、
「ファッションは人をひきたてるもの」
という著者のファッションに関する価値観は、
私にとってとても共感できるものだった。

この本は、そんなユニクロの
歴史と哲学、経営姿勢がよくわかる。

その中でも、一番大切なことが、
このタイトルにもなっている
失敗することである。

失敗しても失敗として終わらせない、
いかに失敗を成功にするかが大切なことなのである。

社員であっても、
みなが経営者としての意識をもち
ビジネスをおこなってほしい。

規模が大きくなっていくと、
作業の標準化、マニュアル化は必要だが、
お店にきたお客の子どもが突然、病気になっても
マニュアルとおり電話を貸さない店長は、
もっと自分で判断できるようにならないといけないという。

これらのことは、
まさに、現在の経営の基本となる、
考え方や姿勢、行動を示すものになっている。

この本を読んでいると、
最後まで完璧な経営に思える。

しかし、1つだけいうなら、
なんか冷たい感じがするのである。

それは、「低価格高品質」の商品特性に
似ているのかもしれない。

私にとってフリースは、
冬の半纏を駆逐してしまったものであるが、
半纏にあったおばちゃんの感触は、
フリースで味わうことは決してない。

あと、会議で発言しない人は、
出席する価値なしとして、
著者によって退場されてしまうのだ。

こういう人の中には、
発言すること自体が下手な人、
いつ発言しようかタイミングの悪い人もいるだろう。

こういうことをされた人は、
自分には存在価値がないと悩み、
香山リカにお世話になることになるのだろうか?

話が変わるが、
私のニーズを読みすかしたかのように、
ボディテックのロングスパッツが最近出た。

待ち望んでいたので
寒くなりはじめる頃に、
私は買ってしまうだろう。

#読書時間 3時間
★4つ ★★★★☆


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