検索

高度な検索
オンライン状況
7 人のユーザが現在オンラインです。 (6 人のユーザが WordPress を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 7

もっと...
カウンター
今日 : 117
昨日 : 117
総計 : 869150

<< 『ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」−5つの段階で考えるユーザー中心デザイン Web designing books』Jesse James Garrett著を読む
『「へんな会社」のつくり方−常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術』近藤淳也著を読む >>

2006年8月23日(水曜日)

『走って、食べて、ヘルシーライフ!』谷川真理著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 08時22分21秒

へんな人であることはいいことである。

テレビなどで見る限り、
著者はそれほどへんな人であるとは思えないが、
著書を読んでみると、へんさ加減がとてもよく出ている。

それは、まず著者が走り始めた頃の話にある。

24歳のOLで、いろいろ遊びまくっていた著者は、
ある日、会社の昼休みに友人と皇居に行くと、
走っている人たちに魅了される。

そして、その翌日には
皇居1週コースを走り始める。

友人と昼食もとらず
(そのかわり15時の休み時間に簡単にすませる)、
汗をかいたカラダにシャワーも浴びずに、
昼休みの1時間を走ることに使い始めるのだ。

もともと、学生時代には、
中距離選手だったため走ることの基本は知っているが、
やらされて走らされていた著者は、
さぼることばかり考えていたため、
優秀な成績を残すことができなかった。

それが、24歳になって自発的に走り始めることで、
走ることの楽しさに目覚め、
そしてすぐに、男性ランナーよりも、
早く走れるような実力がついてくる。

そうしているうちに、
皇居を走るほかのランナーと知り合いになり、
情報交換しながら、目標を定め、
市民マラソン大会、
そしてついには、東京国際マラソンで、
優勝してしまうのだ。

前半は、このような著者の経歴が語られるのだが、
今までの友人関係や遊びとの関係を大きく変換して、
ここまで走ることに固執する理由は、
何かを求めていること以上の理由はわからず、
まさに「へんな人」としか思えないのである。

へんでなければここまでやらないだろう。

また、人から命令されたり、
やらされたりすることが大嫌いな著者は、
自発性の大切さを強調するが、
それほど人にやらされることを拒否する姿勢もまた、
「へん」なのである。

しかし、この「へん」さがあるからこそ、
その後の輝かしい実績が生まれたのだろう。

そして走ることは
へんな著者にとても向いていたのだ。

この本は、タイトルとは別に
こういう著者のへんさ加減が目立つ本である。

もちろん、走ることについて、
著者なりのさまざまな情報はあるし、
著者が実際料理するランナー向けの
ヘルシーメニューのレシピまでのっている。

しかし、全体としては、
ランナー谷川の走る哲学の本であろう。

人を強く動機付ける方法として
人がどう思おうとも
へんなことを徹底すればよいのである。

●読書時間 2時間
★4つ ★★★★☆


企画書・提案書作成代行サービス

入札企画書・入札提案書作成サービス

パワポチラシ・DM作成サービス

<< 『ウェブ戦略としての「ユーザーエクスぺリエンス」−5つの段階で考えるユーザー中心デザイン Web designing books』Jesse James Garrett著を読む
『「へんな会社」のつくり方−常識にとらわれない「はてな」の超オープン経営術』近藤淳也著を読む >>

29 queries. 0.035 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

代表ハギリのBlog
Blogカテゴリー
Blogアーカイブ
Blog検索