『RSSマーケティング・ガイド−動き始めたWeb2.0ビジネス』塚田耕司、滝日伴則他著を読む
RSSはXMLベースのフォーマット規格にすぎない。
「すぎない」といってしまえば、
この一言で終わってしまうところだが、
そこで終わらないところが、
RSSのすごさなのだろうか。
RSSはXMLフォーマット規格だから、
まずRSSリーダーで読むことができる。
そして、ソーシャルブックマークで、
Web上でRSSが共有され、
トラックバックなどによってリンクされたりという
フォーマット規格であるがゆえの特性を活かし、
トラフィックが拡散していく。
そこで起こるのが、
ページ単位での情報アクセスである。
従来であれば、サイトのトップページから、
目的のページに遷移していくが、
RSSはページ単位で情報を切り取るので、
サイトの中の特定のページへ
直接アクセスしていくことになる。
ということは、Web上でのユーザー行動が、
根本的に変わることになるのである。
また、RSSは自分にとっての
情報ポータルになるものである。
自分にとっての
ポータルサイトはヤフーなどのサイトではなく、
自分のRSSリーダーになるということだ。
実際に私にとってのRSSはそうなのであるが、
このRSSの使いこなしが、
自らの情報武装にとって、
とても重要なことになってくるのである。
このような状況認識で、
RSSマーケティングはどうなるか、
というのが本書のテーマである。
RSS広告、RSS検索、口コミ、アクセス解析、
メルマガとの違い、そしてモバイルRSSという視点から
RSSの動向に詳しい
RSS関連ビジネスを実際やっている5人から
それぞれ語られることになる。
RSSをいろいろな視点から見ていることが、
とても参考になる。
★3つ ★★★☆☆
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