ビジネスでは例外を作る
自分のビジネスのやり方を決めて、
そのやり方に沿って仕事をしていくことは、
だれでもやっている。
それは、この商品を売ったらいくら
という価格を決めることもそうだし、
営業して、商談して、クロージングしてという
ビジネスのすすめ方などもそうである。
この、自分なりのやり方を基本領域として、
この境界線のあり方が人によって異なっているのだが、
自分にとっての境界線がどうなのか、
ということが重要なのではないか、と私は思う。
つまり、この境界線が、
いつでも太い実線であるように、
強固に変わらない人がいる。
一方で、その時や状況によって、
境界線の太さや点線など線種が違ったり、
色も変わったりする人もいる。
境界線が変わらない人は、
ビジネスにおいて例外を認めない人でもあり、
いろいろな境界線を持っている人は、
例外を認める人であるともいえる。
これは、どういう違いがあるのだろうか?
いろいろな境界線を持っている人は、
ビジネスを将来性から見て、
現在やることの意義からとらえているのであり、
ある人と組むことのビジネスの拡がりを、
意識しているのであり、
自分で、これを今やることの重要性を認識しているのである。
境界線が変わらない人には、
こういう視点はない。
変わらない境界線を持っている人に、
このことを伝えても、頭では理解しても、
やはり、強固な境界線を持ってしまう。
いろいろな境界線を持つことは、
その都度、いろいろ考えなくてはいけないから、
簡単なように思えて、
実践することはなかなか難しいことなのである。
私も、ときとして、
太い境界線を持ってしまっているときがある。
しかし、例外への取り組みは、
その都度、いろいろ考えることによって、
ビジネスを進展させるのである。
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