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2006年4月30日(日曜日)

『五感生活術−眠った「私」を呼び覚ます』山下柚実著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 13時04分16秒

マーケティングにおける五感の意味でも考えようと、
この本を読み始めたのだが、
いきなり「体験マーケティング」の話から始まるのは、
私と何らかのつながりを強く感じさせるものがある。

とはいっても、この本は、マーケティングの本ではなく、
あくまでも五感の本である。

一番、印象的であったのは、匂いについてである。

人間の遺伝子は、3万〜4万あるが、このうち、
視覚についての遺伝子は3つであり、味覚は5つ、
ところが、匂いの遺伝子は5百〜7百もあり、
全体の2%も占めるという。
(なら、もっとパーセンテージの高いものはあるの?
というところが気になるところだが、それは書いてない・・・)

匂いというのは、それほど重要なのである。

偶然にも、数日前に私は、
この本にも紹介されている習字で使う墨の匂いを嗅いでいる。

娘が今年始める学校での習字の授業で使うセットを
買ってきたので、見せてもらったときに、
私は、墨を見た途端、その匂いをかいでみたくなってしまった。

墨の匂いは、数十年経っても強烈に残っていた。
ついでに、娘にも嗅がせていたのである。

他にも、この本を読んでいると、
確かに匂いの記憶を思い出す。

それは、稲刈り後の田んぼの匂いであったり
焚き火の匂いなどなどである。

この本は、現代人が五感を失いつつあり、
それを復活させる必要があるという本であるが、
この場合、こういった匂いの記憶を蘇らせることが重要であるという。

この本を読んで、人にとっての五感とは、
匂いの記憶であれば、時間軸における自分の確認であったり、
聞くことや見ることであれば、
空間軸における自分の確認である、
と、そんなことを考えさせられた。

そのことは、嗅ぐこと、聞くこと、見ること、触ること、味わうことの
それぞれの、大きな違い、小さな違い、微妙な違い、似ている違いなど
いろいろな違いを感じることでもある。

この本では、味覚障害や、
赤ちゃんの抱き方もわからない、といった話もでてくるが、
そこまで顕著な障害はなくても、
自分自身の五感を見直してみることはとても大切なことであろう。

あと、この本における五感への優しい眼差しは、
女性ならではでしょう。

オトコなら、やはり力という観点から見たくなる。

★4つ ★★★★☆


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