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2006年3月20日(月曜日)

「ブランドビジネス」三田村蕗子著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 08時27分03秒

マーケティングに関わる仕事をしていながら、
ブランド好きでもないという著者の立位置は、
私と似ている。

この本のブランドは、主にファッションブランド、
特に、おばけブランドであるヴィトンを中心に語られる。

ヴィトンの猛威はすさまじい。
この本の取材の時点で、
日本で1日になんと4億円売れているという。

ヴィトンは81年の日本では、
年間で12億円の売上だったというのだから、
その後のバブルの影響は多少あったものの、
その勢いは、いまだ衰えず、
他のブランドと比較しても圧倒的な強さを誇っている。

そのヴィトンを中心に、他のブランドとあわせて、
歴史、日本市場での展開、
ブランドビジネスのやり方、店舗展開、
ライセンスビジネス、百貨店との関係、
雑誌展開、プロモーションなどについて、
キメ細かく説明される。

特に、ブランドの流行は、
世界中で日本ほどすさまじいところがなく、
この現象は、世界でも類がないという。

ビジネスやマーケティングに関わるものなら、
大抵、自社・商品のブランドをどう構築し、どう展開していくか、
という話になっていく。

そのための、このおばけブランドである、
ヴィトンのやり方はいろいろ参考になるだろう。

ただ、著者自身がいささか微妙なニュアンスで
語らざるをえないように、
このおばけブランドのビジネスの背景には、
手離しで喜んでばかりはいられないようなことがいろいろある。

特に、この日本においては。

ユーザーサイドから見れば、
確かに、ある種のマークが入ったものを
身につけることは、自分の自信や何かの証になる。

ユーザーにとってのブランドの効用とは、
まさにその通りであろう。

しかし、とくにおばけブランドにとっては、
モノの価値から遠く離れて、
そのブランドを身につけることの価値が共有化されることが、
そのブランドの価値となっているのが、
現在のブランドの現象である。

それを、著者は雑誌などの引用から、
「集団で消費する」「魔法が好き」と見る。

私から見ると、
このようなおばけブランドのビジネスは、
もはやマーケティングといえるのかという疑問だ。

マーケティングは、
ユーザーニーズへの対応ということが、常に言われる。

それならば、ヴィトンはマーケティングをやっているわけだが、
しかし、このヴィトンのビジネスは、
私的には、もはや金儲け手法としか見えない。

では、マーケティングと金儲けとの違いは何か?

その辺のことを突き詰めると長くなりそうなので、
別の機会にゆずりたいが、
結論だけ言っておくと、
マーケティングは、あくまでも
「本物の価値」を提供するものであることは言っておきたい。

ブランドに対して最後に著者は、
「自分の頭で考え・・・」と言っている。

養老孟司の「バカの壁」で言っていることと、
通じるものがある。

この本は、いろいろと考えさせられる好著である。

ブランドは、宗教とか思想、信条などと同じように
簡単に語れるものではないことも改めて感じることができる。

★5つ ★★★★★


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