検索

高度な検索
オンライン状況
4 人のユーザが現在オンラインです。 (4 人のユーザが WordPress を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 4

もっと...
カウンター
今日 : 87
昨日 : 101
総計 : 861305

<< 『明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 』佐藤尚之著を読む
ホームページ作成ソフト、シリウス(Sirius)で作ってみた >>

2015年9月8日(火曜日)

『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』原田曜平著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 09時26分49秒

博報堂生活総合研究所の人の本なので、これから有望であろう消費ターゲットとしてのマイルドヤンキーはどういう層なのか、という話になるのですが、リサーチャーという立場にもかかわらず、マイルドヤンキーに接し、行動を分析するにつけ、著者の年齢が上ということもあると思いますが、いささか個人的な思いを含めつつ語ってしまうことになるのは、心情的には理解できるものがあります。

マイルドヤンキーとは、文字通りマイルドに(優しく)なったヤンキーのことです。現在は、かつての暴走族のような不良は少なくなり、優しくなったヤンキーが主流になったというのです。

マイルドヤンキーの特性は、5km四方を行動範囲として、そこから出たがらない地元志向。友達は中学校時代から続いている人たち。その友達を裏切らないということを大切にする価値観。イオンが大好きで休日は家族で過ごし、ITを使いこなせないリテラシーの低さなどになります。

そして、最後のほうで、「知らないものは、欲しがならない、欲しがれない」とマイルドヤンキーの本質を喝破します。

それでも、消費しなくなった若者に比べれば、マイルドヤンキーはブランド志向、遊び、酒、家族、子ども、クルマ、旅行などの点で、消費意欲があり、今度の消費経済において有望であるというのが、本書の言いたいことになります。

読者として、仕事を抜きにすると、全編にわたって気になるのは、マイルドヤンキーの意欲のなさでしょう。

マイルドヤンキーは一部にすぎないとわかっていても、多分、著者もそう言ってはいませんが、そう思っているように思える、日本の未来はどうなるのでしょう、という読後感を私も持ってしまいます。

★4つ ★★★★☆


企画書・提案書作成代行サービス

入札企画書・入札提案書作成サービス

パワポチラシ・DM作成サービス

<< 『明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 』佐藤尚之著を読む
ホームページ作成ソフト、シリウス(Sirius)で作ってみた >>

29 queries. 0.033 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

代表ハギリのBlog
Blogカテゴリー
Blogアーカイブ
Blog検索