企画力を高める8−可能な限り自由な立場に自分をおく
企画力とは何か? 企画力とは、世の中や人に対してプラスになることを考え、推進する力だと考える。そうだとすれば、それは、生命力、コミュニケーション力、情報力、直観力、洞察力、発想力、構想力、読書力、課題解決力、マーケティング力、創造力、企画書力、表現力、提案力、実行力、脳力などなど、いろいろな力の集合だといってよい。この前提で、企画力を高めるための考え方や実践について考えていきたい。
●可能な限り自由な立場に自分をおく
企画の実現とは、立ちふさがる問題や課題を解決し、設定したゴールを目指すことである。そこでは、何があってもゴールを見失わない確固とした意思と、次から次へとわき出る問題を客観的に見つめ、冷静に判断していく態度が求められる。考え方は簡単である。
実際、能力が高く、意思の強い人なら、ぶれることなくゴールを見定め、ゆるぎない心で、問題を解決し、企画を実現していくことができるだろう。
ところが、実際そうは簡単にいかない。問題が複雑すぎる。上司などから横やりが入る。他の業務に時間を取られてしまう。はたまた私生活でも問題が起きる。というように、次々にまるで企画そのものをつぶすかのように、邪魔が入ってくるものだ。そうなると、本来追及すべきことが忘れられてしまうことも起こり得る。
そうならないためには、どうするか。まず意思の問題。古典的なやり方ではあるが、意思を持ったら、手帳でも壁でも、自分が見るところに具体的な言葉として書いておき、何かあったとき見るようにすることだろう。それだけで、だんだんと自分の中で意思は強くなっていくものである。そして、強固な意思持つことができる。
そして、ものごとを客観的に見るためには、可能な限り、自由な立場に自分を置くことである。しがらみや義理や観念、借金など、人間関係、先入観、お金など足カセになるようなことから極力離れる。そうすることで、より物事を冷静に見ることができるようになる。こういうポジションに、どのようにして自分を置いていくか。それも企画マンとしての力を発揮するために重要なことである。
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企画力を高める9−まず動き始め、そして突き動かす力を利用する >>
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