企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える113−なぜ、企画書を見なくてもプレゼンできるのか?
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。
●なぜ、企画書を見なくてもプレゼンできるのか?
ビジネスの全体や本質を見抜いているからである。
<見方>
とくに初心者にとって、企画書に沿ってプレゼンするというのは難しかったりする。企画書なしならスムースに話ができるのに、企画書があるとうまく説明できない・・・。
ベテランになると、他人が作成した企画書でも、自分でプレゼンできるようになってくる。こうなると、企画書作成作業をだれかに依頼して、さも自分が作成した企画書のようにプレゼンすればよい。できるだけ、早くここまでできるようになりたいものである。
企画書を見ないで企画書にそって説明できるプレゼンテーションは、相手に信頼感を与えることができる。このプレゼンテンターの頭の中には、ビジネスがイメージできている、きちんと組み立られている、見通しているんだなという印象を相手に与えることができるからだ。
実際、企画書を見ないでプレゼンできる人というのは、その通りのことをやっているのである。どういうビジネスなのかの本質、全体を見抜いている、提案する内容や構造をきちんと把握している、どこに向かうのか何を目標にしているかを提示できる人なのである。
といっても、まさに初心者にとってはそこが難しい。この部分は鍛えることが必要だし、経験を重ねるしかない。そして、いつも全体や本質を見抜こうと意識することだ。そのための情報収集と行動、思考も欠かさない。
その上で、最初は文字をうまく読むことから始める。それから、文字を読むところをじょじょに減らしていき、書いてある文字を別の言葉で説明するようにする。そして、最終的には書いてある内容の骨子についてしゃべるようにする。そうすれば、ほとんどの人が、企画書を見ないでプレゼンできるようになる。
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