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2008年7月15日(火曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える112−なぜ、企画書のストーリーを毎回考えるのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時34分24秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、企画書のストーリーを毎回考えるのか?

ビジネスには、一つとして同じストーリーはないからである。

<見方>
もう既にありふれている商品なのに、そこには謎というか、未知のストーリーが隠れていたりする。

例えば、カップヌードルが誕生したのは上広がりカップの中に入れた上広がりに固めた麺の下のスペースがお湯をそそいで3分間を可能にしたとか、G-SHOCKの強度は素材の強さよりもむしろ中の機械部分と外のカバー部分の間の空白によって可能になったとか、アシックスのバスケットシューズは蛸の吸盤が参考になっていたとか、マクドナルドのマックシェイクを飲む速度は赤ちゃんが母乳を飲む速度と同じである、ということなどである。

これらは有名な話であるが、どんなビジネスにも、このような根幹を支える何かがあるはずである。近所にあるうまいそば屋には、やっているおやじにしかわからないそば作りの何かがあるはずである。この何かがビジネスを強固にする。

そして、この何かがあるからビジネスが始まる。それは、言ってみればストーリーの始まりである。

ストーリーが始まりだすと、何かに名前を付けたり、名前を付けたものを、どこで、どう販売するかというストーリーを本格的に描き出さなければならない。つまり、ストーリーを育てなければならない。ストーリーは、時には一直線に展開していくこともあるが、大抵の場合そこにはたくさんの選択肢があり悩む。現実的に展開できるストーリーはひとつしかないからである。

こうやって、世の中にはたくさんのストーリーが生み出されていく。この中で、多くは消えていくが、残っていくストーリーもある。消えたストーリーも残るストーリーも、1つとして同じものがないことだけは言える。

ビジネスはストーリーと考えれば、それを語ろうとする企画もストーリーである。ビジネスには1つとして同じものがないように、企画も1つとして同じものはない。


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