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2008年6月9日(月曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える97−なぜ、オープンソースはすごいのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時44分10秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、オープンソースはすごいのか?

探究、工夫、創造、発信できるソフトだからである。

<見方>
ubuntu(「ウブントゥ」と読むらしい)というLinuxのデスクトップOS&ソフトの評判が高い。寝ているパソコンがあるので、入れてみることにした。パソコンは、2002年にBTOショップで購入して、2005年に突然電源が入らなくなり、そのままにしておいたが、数年前にいつのまにか生き返っていた、ゾンビのような、Athlon1900+、メモリー256MB、HDD60GB、GeForce2仕様である。

ubuntuが要求する仕様において、メモリ384MBには足りないが、わざわざ増設する気もないので、このままやってみよう。

ubuntuは、既にOSが入ってる場合、その中に仮想空間ソフトを入れ動かすか、HDDのパーテイションを切って、いわゆるデュアルブートで動かす方法がある。

まずは、Win2000が入っている中に、仮想空間でやってみた。仮想空間は構築できたが、ubuntuのインストールが途中で止まってしまう。それなら、デュアルブートの方法である。これも、パーテイションを切るところで、止まってしまう。やはり、メモリが問題か?

それならばということで、ubuntuから派生して、ubuntuを軽量化したEcoLinuxというソフトをデュアルブートで入れることにした。これも、同じようにパーテイションを切るところで、HDDへのアクセス音が、際限なくカチカチ鳴るところで止まってしまう。

いろいろなことをやったので、HDDがおかしくなったのかもしれないと思い、パソコンからHDDを取り出して、ほかのパソコンからフォーマットしようとしたら、認識さえしない。やはり、いかれてしまったのだ。メモリー不足の環境で、いろいろやりすぎで、HDDさえ壊してしまったのか。

Linuxは、まだ壁が高いのか? あれほど、ネット上では簡単になったという情報があるのに。

ここまでやったのであきらめきれず、寝ている8GBのHDDを、ほかのパソコンからフォーマットしてから、単独インストールで再挑戦。念のため、EcoLinuxを入れてみると、なんとあっさりインストールできた。

これなら、いけるのでないかと思い、再度ubuntuに挑戦。領域の作成はあっさりでき、ソフトのインストール中、なかなか進まないプロセス表示を見ながら、止まらないようにと願いながら作業する。結局、2時間くらいかかったが、無事完了。ふう。

インストールしたubuntuだが、完成度は高い。まず、パソコンへの負荷であるが、常時使用しているソフトで、メモリの使用は256MBのうちの約半分ぐらい、CPUへの負担も、それほど高くない。メモリ384MBは、どこで必要なのだろう? インストール時には、結構重く、Linuxとは思えなかったが、入れてみればやはり軽いようだ。日頃、Vistaの重さにうんざりしているから、この環境は好ましい。

肝心の使い勝手であるが、Windows環境になれてしまっているために、操作はやはりとまどう。しかし、インターネットをするなら、最初からFirefoxが入っているために、違和感なく使える。ブラウジングやメールなどインターネットを中心にやるのなら、十分ではないだろうか。

オフィススイートのOpenOfficeはもちろん入っているし、グラフィックソフトもある。そのほか、セキュリテイソフトやら、開発系のソフトやら、ソフトは盛りだくさんである。こんなに、とても使えない。試すことさえできない量である。この環境が、無料なのだから、すごい。

Linuxも、ついにここまできたのかという感慨がある。総合的な評価は、いつも使用してないとできないが、例えば、学生が使うなら、Windowsより、お金がかからないということから始まり、これだけのシステムがすべてオープンソースであることが、とてつもない魅力であろう。

パソコン的な素養の高い若者が、システムに魅力を感じれば、それを探究することができるし、何か変えたいところがあれば自分なりに工夫して使用することもできる、さらに、自分なりにカスタマイズしたソフトを世界に向けて発信することさえ可能である。

使うだけしかないWindowsに対して、この探究、工夫、創造、発信できるソフトには、とてつもない魅力がある。

一時期ほど騒がれていないLinuxであるが、知らないうちに、世界中の叡智を集め、ここまで進化していたのである。


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