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2007年11月26日(月曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える29−なぜ、ソニーは人気があるのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時30分49秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、ソニーは人気があるのか?

生活者を異性としてとらえているからである。

<見方>
ipodにやられてしまって、本来そこにいるべき場所にいないソニーは、最近影が薄いような気がする。それはともかく、ソニーが、ほかの家電メーカーと異なる性質の人気があるのは、私は、ソニーが生活者を異性としてとらえているからだと思う。つまり、恋愛感覚ね。雰囲気や見栄え、ファッション、言葉で異性を誘う。その根底にあるのは恋愛ホルモンである。男か女かは別にしても、かわいい、かっこいいソニーに誘われたら、ついつい買ってしまう。

でも、そんな恋愛感覚を持って付き合い始めると、なぜか製品が壊れてしまう。ソニー製品がよく壊れた(昔はそうでしたが、今はどうでしょうか。ソニー離れしてしまった私なので最近はわかりません)のは、それが恋愛だったからである。そうとらえると、ソニー製品は壊れて当然なのである。恋愛とは壊れるものなのだから。こうして恋は終わってしまう。しかし、ソニーは恋愛達人、百戦錬磨、お誘い上手である。ソニーは、また色気ムンムンで迫ってくるから、ついついフラフラと、ということになる。人に例えるなら、今なら海老蔵か。こうして、われわれは、またもやソニーにいかれてしまうのである。

そう考えると、ほかの家電メーカーやAVメーカーは、どういうことになるのか、ということも考えたくなる。いささか強引ではあるが、親子関係、夫婦関係、友人関係ととらえることができるかもしれない。松下は親子関係、日立は夫婦関係、東芝は男友達関係、シャープ、サンヨーは女友達関係である。

松下は、子どものように生活者を大切にする、日立は、夫婦のように生活者を思いやる、東芝は生活者とさりげない関係を作る、シャープやサンヨーは、生活者とおしゃべり好きといった具合である。まあ、このとらえかたは、もっと深く考えればおもしろいかもしれないし、違った結果になるかもしれないが、今日はこの辺でやめておこう。

しかし、ソニーとの違いでいえば、ほかのメーカーが何らかの信頼関係を前提とするのに対し、ソニーは、幸田來未的な言葉を借りればエロなんとかである分、魅力的に見えるのである。だから、話題になる。売れる。そこにおいて、ナンバーワンだった、お立ち台に昇っていた。しかし、お立ち台はなくなり、そこにはインターネット時代ならではの新しいアイドル、アップルが出てきてしまったのである。

お色気産業ではないソニーのお色気マーケティングは、示唆的である。単に顧客やカスタマーではなく、顧客を恋愛感覚でとらえ、どういう関係を作っていくかで、企業の在り方ややり方はこれほど魅力的になることを教えている。そして、そう考えるとビジネスはもっと楽しくなると思えることが、とてもよい。


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