企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える14−なぜ、簡単にお金儲けができる話にとびつくのか?
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。
あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。
そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。
なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。
●なぜ、簡単にお金儲けができる話にとびつくのか?
お金をなめているからである。
<見方>
mixiなどで、足跡やコミュニティなどをたどって、いろいろな人のページをみていると、手軽な儲け話をしている人が、あまりにも多いので驚く。
「私はこんなに簡単に儲けました」「それを内緒で教えます」「興味のある方はメッセください」という流れがほとんどである。
いったい、これはどういうことなのだろうか。
まず、インターネットをなめていて、インターネットではこんなぐらいのことをやるのがちょうどよいと思っているという心理はあるだろう。
中には、わざわざ、メッセージを流してくる人がいる。
ここまでくると、救いようがない。
たいていは、今はやりの情報商材か、投資話である。
情報商材や投資話は悪いことではない。
よい情報を提供していく情報ビジネス、社会全体を発展させることになる投資ビジネスは、価値の高いビジネスである。
しかし、これが「簡単に」「楽に」ということと結びつくと、話が変わってくる。
大昔の話をすれば、お金には神聖な意味があった。
貝殻や石でできていても、その素材は貴重なものであり、社会が所有するものとしての希少価値があった。
だからこそ、それを持つこと自体が価値があったし、なんにでも交換できるお金には、特別の価値が生まれる。
そんな昔までさかのぼらなくても、汗水たらして得たお金は、自ずと価値が存在するものである。
お金には、得る面と使う面しかない。
だから、汗水たらして得た貴重なお金は、使うべきところに使われる。
それだけだ。
そこには、人としての非日常的な欲求や遊びなども含まれるが、これが、本来のお金のあり方であろう。
それが、現在では、実体経済、ソフト経済を離れて、金融経済が大きくなりすぎてしまっているのである。
モノと交換されるだけでなく、情報やソフトがお金を生み、お金がお金を生む。
その結果、お金の価値が下がる。
下がるからお金をなめる。
現在は、お金自体の価値が歴史上、一番ない時代なのである。
お金をなめているから、簡単にお金儲けができる話にとびつくのである。
こういった状況を考えていけば、簡単にお金儲けができる話にとびつく気持ちは理解できなくはない。
ただ、これには落とし穴が待ち受けている。
簡単に儲かったら、簡単に儲かることしかしなくなる。
一度人生で成功したことがあると、そのやり方にしがみついて失敗をし続ける人を私は何人もみているが、それと同じである。
お金をなめてしまう時代では、お金に対する価値観を確立しなければならない。
お金に対する価値観は、お金を何に使うかという行動から生まれる。
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