『くっすん大黒』町田康著を読む
おもしろい。
笑える。
おすすめ。
以上。
このぐらいの読書感が、
ちょうどいいかもね。
でも、それ以上に言いたくなることもあるので、
少しだけ言ってみよう。
くらげみたいな小説である。
あっちにふらふら、
こっちにふらふら。
あてがない。
まあ、著者がパンクだそうなので、
そんなものか。
そして、既になくなってしまった
ポストモダンな匂いもするが、
それなら、くらげではなく、
野うさぎの走りのようにとか、
もっとある意味、実体があるだろう。
それでも、
結構まじめな部分もあったりする。
これが、パンクのまじめさなのかな?
大黒を権威の比喩としてとらえるならば、
捨てることに決めたのに、
その捨て方にこだわる。
ゴミ捨て場に捨てたのに、
囲まれてしまった回りのモノやらにこだわって、
ここに捨てるべくかどうか迷っている間に、
結局、警察に捕まってしまう。
権威を捨てるのは難しく、
また、なかなか捨てられないものなのである。
そんなテーマを
見つけることもできる。
しかし、
そんなことは、どうでもいいのだ。
たまには、こういう本を、
読んだほうがいい。
心には、こういう
栄養だかなんだかわからないものが、
必要なのだ。
こういう本は、
存在するだけで
価値がある。
しかし、
たまにしか読んではいけない。
★5つ ★★★★★
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