『マイホームレス・チャイルド−下流社会の若者たち』三浦展著を読む
先日、お客さんと飲んでいて、
ついつい、朝まで遊んでしまった。
といっても、朝まで遊んだのは数年ぶりだし、
土曜日の新宿の朝の電車で帰ったのなんて、
前回はいつのことかわからないぐらいだ。
それはともかく、このとき、
いくら新宿の土曜日の早朝とはいえ、
こんなに多くの人、とくに、若者で
ごったがえしている光景に、
私はびっくりしてしまった。
昔は、こんなではなかったような・・・、
いつから、こんなふうになったのだろう・・・
明らかに、何かが変わっているのだろう。
こんな現象は、この本のタイトルになっている、
まさにマイホームレスのことなのではないか。
この本を読み始めたときだったから、
そんなことを思ってしまった。
マイホームレスのリアルさを
感じてしまったのである。
この本は、団塊ジュニア論である。
この世代を、マイホームレス、
何かを所有することの価値がない世代として、
説明している。
「いえこまち」
(家から子、そして街へというストリート世代のこと)
という著者の造語などもでてくるし、
そのほか、いろいろな価値観や、
それまでの価値観の崩壊の話が
いろいろなテーマごとに見られていく。
著者の本は、いろいろ読んでいるので、
基本的には同じ路線である。
この世代の特徴を知りたい、
とくに、この世代より上の人達に
参考になりそうである。
★4つ ★★★★☆
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