『企画の職人が教える企画力はこうみがく−面白いほど、すぐに役立つこの101の方法』岩田桂著を読む
企画マンといっても、
もちろんいろいろな人がいるが、
読み始めてすぐに
微妙な言葉の言い回しや
あからさまな表現、少しのえげつなさに、
何かを感じた。
著者の年齢が気になるので、
プロフィールを確認すると、
1943年生まれ、大手印刷会社定年退職とある。
なるほど、
この世代特有の特徴が、
よくでている。
この世代の方の、
執念深さ、勉強熱心さ、そして企画にかける思い、
そういうのが伝わってくる。
そして、内容的には、
この人なりの企画を極めた感がある。
企画力という枠組みでとらえたときに、
何が大切であるかへの基本的な視点も、
とても共感できるものがある。
その枠組みは広い。
アイデア手法などが中心に紹介されるのだが、
俳句、
旧暦、
時間のデザイン、
神話・伝説
ボランティア
呼吸法
はては、四国巡礼なんていう話まででてくる。
要は、企画力とは、
好奇心力なんである。
そして、マーケッターは、
人間としての資質を自分自身に問い直し、
少年のような夢を持ち続けることというのである。
ということで、
企画力の本質もきちんとおさえてある。
企画マンになりたい人なら、
読んでおきたい本である。
#読書時間 3.5時間
★4つ ★★★★☆
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