『国家の品格』藤原正彦著を読む
独特の言い回しをしつつ、
よいこともたくさん書いてあるのだが、
コメントしたくなる記述もたくさんある。
よいことは、例えば最後の、
「日本人は貧しい。しかし、高貴だ。」
この日本人は、日本人である理由はわかるが、
「人」でよいと思う。
コメントしたくなることは、ここでは、
「人を殺してはいけないのは、
『駄目だから駄目』ということに尽きます」
に関してだけ、考えてみよう。
人を殺していけないのは、
自分の大切な生を
暴力的に奪うからである。
また、だれかにとって、とても大切な人を、
突然、奪いさるからである。
このような、
人に対して深い、超えられない悲しみを与えることは、
断じてしてはならない。
人に対して、
深い、超えられない悲しみを与えてよい理由などは、
どこにも、だれにも存在しない。
だから、人を殺してはいけないのである。
殺人とは、
人との信頼関係を失うことである。
社会は信頼関係で成立するが、
殺人は、社会の存立基盤を根底から揺るがすのである。
この本で気になることはたくさんあるが、
最大のものは、
この「駄目だから駄目」と
思考を停止してしまうことである。
#読書時間 2時間
★3つ ★★★☆☆
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