『大前研一 新・経済原論−世界経済は新しい舞台へ』大前研一著を読む
長めの本なので、
全体の流れをまとめてみよう。
グローバル・エコノミーがどのように始まっているか
↓
現在のグローバル・エコノミーでは、
関与する変数が多すぎ
従来の経済理論のモデルは通用しなくなっている
↓
国民国家も機能しなくなっていて、
地域国家の視点が重要である
↓
グローバル・エコノミーにおける
プラットフォームの意義が高まっている
(技術、貨幣、言語、決済システム、ロジスティックスなど)
↓
グローバル・エコノミーにおける
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が、
進展している
↓
グローバル・エコノミー時代における
政府の役割は、人材教育を中心に
↓
地域国家のビジネスは、どのように展開されているか
大雑把にまとめると、
以上のような流れになっていると思う。
このような流れの中で、
インフラ部分としてのインターネットが
重要な役割を果たしている。
地球規模でのビジネス展開が、
確実に、どのように起こっているかを、
具体的な事例をとおして、
いろいろ知ることができる。
地域国家における
リーダーのビジョンと政策が、
その後の成長に大きい影響を及ぼした話は、
示唆的であった。
世界をまたにかけて活躍している
著者の認識なので、
参考にしたいと思う。
自分の関わっている部分が、
知らないうちに
地球規模のビジネスとつながっている、
ということは、
今ではよく起こっていることだ。
それが、知らないでは、
ますます、すまなくなるのだろう。
世界の動向にも、
きちんと目を光らせなければならない。
#読書時間 8時間
★4つ ★★★★☆
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