『図解でわかるAjaxのすべて』清野克行著を読む
「Ajax」(エイジャックス)とは、
わかりやすくいうと、
Webの使い勝手を今まで以上によくする、
今注目の技術である。
というものの、
技術的にはJavaScript+XMLのことであり、
目新しい技術を使っているわけではない。
操作レベルで考えるほうがわかりやすく、
例えば、オンラインパソコンショップで
このAjaxを使っているとしたら、
ノートPCというカテゴリーをクリックすると、
瞬時に製品ラインナップが表示される
というようなしくみである。
これは、ブラウザとサーバー間で、
つまり、JavaScriptとXMLの間で
必要な情報のみを瞬時にやりとりするという
しくみによって成り立つ。
これを「非同期」的な通信という。
これによって、Webを使う側は、
ページごとのWebアクセスから開放され、
Webページの使い勝手がよくなるというわけである。
ただ、問題はJavaScriptの、
ブラウザ間の互換性の問題。
いろいろなブラウザを使用している、
一般ユーザー向けサイトでは、
使用ブラウザを限定するか、
多くのブラウザに対応させるために、
開発工数やテストなどを多くかけることになる。
なので、このAjaxは、
一般向けサイトよりも、
社内業務用のシステムなどのほうが、
ブラウザを限定できるため使いやすくなる。
例えば、販売管理や経理システムなど、
特に入力数が多いような業務にである。
このような業務では、
コードを入力することで科目が瞬時に出てくるような
システムとして使うことができ、
入力スピードなどの利便性を高めることができるのである。
業務システムのほか、
Webアプリケーションの分野で、
開発できないものはないのである。
(ただ、JavaScriptの問題は現在ではつきまとう)
だから、Ajaxは、とても魅力的なものである。
この本を読むと、
こういうことがわかる。
#読書時間 2時間(サンプルコードなどは読み込んでいない)
★4つ ★★★★☆
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