『10日でおぼえるXML入門教室 』山田祥寛著を読む
XMLは騒がれたわりにある時期まで普及しなかったが、
いつのまにかブログやRSSなどの形に変わって、
だれもが使うようになってしまっている。
不思議なもんです。
XMLは今ではなくてはならないものになっている。
この本は、そんなXMLを
正攻法で始めたい人にとって、
10日で実際に作業しながら覚えられる、
とてもわかりやすい解説学習本になっている。
私は、この本で10日間にわたる
ステップ的なレッスンを
実践しながら読まなかったので、
細かい部分では、ほとんどわからない。
しかし、どういう仕組みなのか、
どんなことができるか
という意味ではよくわかった。
10日間のレッスンも、
時間を見て作業したくなる内容である。
仕組みとしては、
「XML」は厳密なデータ記述であり、
「XSLT」によってブラウザに表示させたり、
「DOM」プログラミングによってデータを操作したり、
「DTD」や「XML Schema」によってXMLを定義するという、
いくつかのファイルでXMLを中心に扱っていく
というスキームも理解しやすい。
その中で、JavaScriptを使った、
データの操作方法や、
XMLプログラミングの方法も紹介しているので、
どんなことができるかという
XMLの可能性や拡張性についても理解できる。
ただ、このいろいろできることが、
XMLを正攻法に扱うことの難しさをも、
証明している気がする。
このように、この本は、
「入門教室」にもかかわらず、
文系の私にもわかるような
XMLの魅力を十分に伝えるものになっている。
★4つ ★★★★☆
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