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2006年7月9日(日曜日)

『ここまできた!モバイルマーケティング進化論−その10秒で勝負が決まる 』竹林一、西田徹著を読む

カテゴリー: - hagiri @ 13時19分43秒

この本は、あの「グーパス」の話から始まる。

それはメインの著者が、
グーパスの開発者だからである。

グーパスをご存知だろうか?

数年前、モバイルマーケティングの画期的な手法として、
リリースされた。

それは、小田急線の駅の改札を通ると、
その人の位置情報がわかり、
最適な情報が送られてくるというしくみであった。

#グーパス
http://www.goopas.jp/

当初、ユーザーは順調に増えたようだったが、
それから話題を聞くこともなく、
今、上のサイトをのぞいてみても、
それほど、順調にはいっていないようだ。

この本は、グーパスの本ではないが、
グーパスについて結構説明されているために、
やはりグーパスはなぜうまくいかなかったか、
このしくみが画期的であったがゆえに考えたくなる。

この本にあるように、
モバイルマーケティングの本質は、
その人のニッチな時間と場所に合わせ、
いかにタイミングよくアプローチできるかにかかってくる。

そのアプローチの方法は、
パソコンメールよりはるかに難易度が高い。

小田急線に乗って、ある駅で降りると、
その駅の周辺に関する
企業からのよい情報、お得な情報が送られてくる。

ユーザーからすれば最初はタイミングよく、
いい情報が送られてきてうれしいが、
それが、頻繁に続くとどうなるだろうか?

それが、毎日自分に
ドンピシャな情報であればまだしも、
関係のない情報が多くなれば、
これはだんだんうっとおしくなる。

もっともパーソナルなツールであるモバイルだから、
電車に乗るとメールが送られてくると、
ストーカーにつけられているような感覚が
してくるかもしれない。

本の表紙には、
「Timinge is money
 Place is money
 Custom is money」
とキーフレーズが並んでいる。

これはモバイルマーケティングの本質だと思うが、
グーパスは、このキーフレーズを、
生かしきれなかったのだろう。

この辺のノウハウの蓄積が
足らなかったのではないだろうか。

ということをこの本を読んで思った。

本全体としては、
モバイルマーケティングの本質や特徴が
わかりやすく書いてありとても参考になる。

★4つ ★★★★☆


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