視力回復
■目が見えづらくなっていませんか?
目が見えづらくなる。私も、最近、とくにこんな感じがしています。このままほっておくと、ますます悪くなったりする可能性があるかもしれない。せめて現状を維持するか、可能ならばよくしたい、そんな考えで、目についていろいろ調べてみました。
■目に関する基礎知識
目の対策を行うには、やはり、目について基本的なことを知らないといけません。目は分野でいえば医学なので難しく解説されていることが多いのですが、わかりやすく説明してみます。
自分の目で、メガネなどを使用しないできちんと見える状態のことを、「正視(せいし)」といいます。正視の状態とは、カメラでいうレンズの役割の水晶体を通して、スクリーンという網膜にきちんとピントが合うことです。これを「屈折異常がない状態」といいます。
近視や遠視は、屈折異常がある状態になります。近視とは、網膜の前にピントが合う屈折状態のこと、遠視とは網膜の後ろにピントがくる状態のことになります。
つまり、目が見えづらくなる、悪くなる状態というのは、網膜にきちんと映像が映されないという状態のことなのです。メガネは、この屈折異常を強制的に矯正するためにかけるのです。
■なぜ、視力は悪くなるのか?
それでは、なぜ、屈折異常が起こるのでしょうか? 屈折異常の典型が近視ですから、近視について見てみましょう。
近視の原因については、医学界でもよくわかっていないようです(社団法人 日本眼科医会のサイトをご覧になってください)。ただ、遺伝的な要因と環境的な要因が複雑にからみあって、起こるようです。
遺伝的な要因に関しては、専門家の間では、89%の確率で親から子へ遺伝するともいわれています。
環境的な要因としては、長時間のパソコン作業、テレビゲームや携帯ゲームの使用、適切さを欠いた部屋の照明、目に大切な栄養の不足などが挙げられています。
■どんな対策を行うか?
目が悪くなってきたと感じたら、あるいは目を悪くしないための対策には、以下のようなものがあります。基本的な考え方は、目にかける負担を極力減らすことです。
●目によい作業の姿勢と休憩
パソコンやゲーム、読書などは、背筋を伸ばし正しい姿勢で行うことが大切です。そして、パソコン画面、ゲーム画面、本から、適切な距離を取ります。パソコンモニターでは、50センチ以上あけて作業します。ゲーム画面、本の場合は、最低でも30センチが必要です。
といっても、熱中していると、ついつい顔が対象に近づいていって、背中が丸まってしまいます。背中が丸まっていたらと感じたら、すぐに背中を伸ばします。椅子に深くこしかけ、いつも背中を伸ばそうという意識が大切です。
連続作業を避けることも大切です。30分作業したら5分、50分作業したら10分、というように目を休ませてあげます。
寝ながら本や携帯ゲームをするのは、目に悪いので、避けたほうがいいことです。
●目によい照明
照明の光が目に影響を与えるといわれています。ただ、眼科医でも照明の勉強をするわけではないので、どのような照明がいいのか、医学的な定説があるわけではないようです。一般的には、以下のような工夫がよいといわれています。
・できるだけ部屋全体を明るくする。局所だけ明るくするときは、不足する部分だけを電気スタンドなど適切な照明器具で補う。
・パソコンを使う際に、モニターに照明の光が映り込むと目が疲れやすくなるので、照明があたらないように位置や角度を調整する。
・蛍光灯のちらつきが目を疲れやすくします。古くなった蛍光灯は、ちらつきが増します。ちらつきが少ないインバーター蛍光灯がよいと、ある眼科医がいわれています。また、蛍光灯より白熱球のよいという説もありますが、実際にどれくらいよいのかという確かなデータはありません。あと、目の健康によいバイオライトという照明があります。目のためには、できるだけ目にやさしい照明器具を選ぶことも大切です。蛍光灯を使用するときは、ちらつきが気になったら取り替えたり、期間を決めて定期的に交換するようにします。
●目によい食べ物
目によい栄養素としては、以下のようなものがあります。
・網膜に栄養を与えるビタミンA、アントシアニン
・目の老化を防止し、白内障を予防するビタミンC、ビタミンE
・目の疲れをとるビタミンB1
・目の働きを助けるビタミンB2
これらの栄養素を豊富に含む食べ物としては以下のようなものがあります。
・ブルーベリー(ビタミンA、ビタミンE、アントシアニン)
・うなぎ (ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB1・B2)
・レバー(ビタミンA、亜鉛)
・貝のカキ(ビタミンB1、B2、亜鉛)
・イチゴ、パセリ、ピーマン、ほうれん草、みかん(ビタミンC)
・かぼちゃ、へーゼルナッツ、アーモンド、ハマチ(ビタミンE)
基本はバランスよい食事をとることですが、目によい食べ物を意識して摂取することも大切です。
●目によいマッサージ
パソコン作業で目が疲れたときなどは目のマッサージが効果的です。また、入浴時、浴槽につかっているときなどにも行います。
・目頭のマッサージ
左右の親指を使って、左右の眼球の上の目の骨の内側を、眼球はおさないように、軽くおさえます。10回くらい。
・鼻の付け根のマッサージ
どちらかの手の指の親指と人差し指で、目の間、鼻の上側をつまみ、上に上げたり、下に下げたりする。10回くらい。
・蒸しタオルであたためる
蒸しタオルを目の上に乗せると、目の疲れが取れますし、ドライアイの防止にもなります。
●目の運動・ストレッチ
筋肉は使わないと衰えてしまいます。目にも運動やストレッチが必要です。パソコン作業で目が疲れたときなどに行います。また、入浴時、浴槽につかっているときなどにも行います。
・目を強くあけたり、しめたり
思い切り目をぎゅっとしめます。思い切り目をあけて見開きます。これを繰り返します。10回くらい。
・眼球の左右の運動
両手の親指を前方30センチ、左右1メートルくらい広げて、顔は動かさずに眼球だけ左右に動かして左右の親指を交互にみます。10回くらい。
・眼球の上下の運動
両手の親指を、顔の真ん前に上下1メートルくらい広げて、顔は動かさずに眼球だけ上下に動かして上下の親指を交互にみます。10回くらい。
・眼球の回転の運動
顔は動かさずに眼球だけを360度回転させます。時計回り5回、反時計回り5回。
●目によいメガネの選び方、使い方
視力が0.7 以下になったら、メガネをかけたほうがよいと言われています。なにげなくかけているメガネですが、メガネ選び、使い方には気をつけたいことがいくつかあります。
まず、適切なメガネであるかどうか。レンズの度数が合っているか、瞳孔とレンズの位置が合っているか、フレームが自分の顔に合っているか。傷がないレンズを使用することも重要です。
次に、適切な使い方がされているか。年齢を重ねると、デスクワーク用と普段の生活用にメガネを使い分けるなどの工夫が必要です。使い分けることで、目への負担をやわらげることができます。
そして、目の定期的なチェックを行います。目の状態は変わっていきます。ときには、一挙に悪くなることがあります。できれば半年、長くても1年周期で眼科医のチェックを受けたほうがよいでしょう。
●レーシック
そして、レーシックと呼ばれる手術による方法があります。レーシックとは、エキシマレーザーというレーザー光線を使用して、角膜の中央部を削り、角膜の形状を変化させることです。目の屈折率を変化させ、視力を回復させます。
レーシックは、簡単な手術ですが、視力を回復できたという事例がたくさん報告されています。きちんとした医師の手で行えば、失敗はほとんどないといわれています。
ただ、受けるにあたっては、資料を取り寄せたり、説明会に参加し、十分な情報収集を行った上で、さらに医師と納得できるまで話あってから、受けるかどうかを判断すべきでしょう。
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