実践的なA3・1枚企画書
1枚企画書の本が売れているようです。ただ、その扱っている1枚企画書というのはA4サイズです。
企画のきっかけを作ったり、ヒントを企画書にする程度なら、A4サイズの企画書でもいいかもしれません。しかし、企画を実現するときには、A4サイズではどうしても情報が少ない。
実際多くの企画書を現場で書いている立場の私からすると、1枚企画書はA4サイズよりもA3サイズで作るほうが圧倒的に多くなっています。それは、A3サイズの1枚企画書のほうが情報を多く掲載でき、説得力が増すからです。
例えば、新事業の企画書を書くとします。その企画書では、少なくとも、市場環境を概観、ターゲット、コンセプトを策定、戦略を練り、実行計画を書かなければなりません。これだけの要素を書くとなると、A4サイズではさわりしか説明できませんが、A3サイズならより実践的な企画書が作れるというわけです。
A3サイズの企画書は、特化した内容のものを書くこともあります。例えば、年間のプランを練る場合などです。横軸に12ヶ月、縦軸にリアル店舗、インターネット、広告などチャネル別、場所別、メディア別などの展開を書いていきます。さらに、具体的な媒体名や施策レベルまで細かく追っていくと、A3サイズでないと書ききれないということになります。
年間計画なども、時間軸と展開内容が細かく全体としてどうなっているかを一覧できるから、流れと組み合わせを頭の中で組み立てられ、検証できるのです。
A3サイズの企画書は、より実践的な内容に向いています。
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