企画力を高める16−カラダから動かす
企画力とは何か? 企画力とは、世の中や人に対してプラスになることを考え、推進する力だと考える。そうだとすれば、それは、生命力、コミュニケーション力、情報力、直観力、洞察力、発想力、構想力、読書力、課題解決力、マーケティング力、創造力、企画書力、表現力、提案力、実行力、脳力などなど、いろいろな力の集合だといってよい。この前提で、企画力を高めるための考え方や実践について考えていきたい。
●カラダから動かす
現代の人間は、アタマを使うことに重点がおかれている。実際、私の仕事である企画も、頭脳労働が基本である、と一般的には考えられている。
しかし、私は、企画というのは頭脳も含めた肉体労働であると思っている。そもそも、頭脳というのは肉体である。肉体なしに頭脳は存在しない。
肉体労働とか頭脳労働という言い方が人を勘違いさせてしまう。自分はアタマが悪いから肉体労働派であるとか、カラダを動かすのが嫌いだから頭脳労働派という考え方をするようになる。
アタマを使ったあとに運動をすると、カラダを動かしていなかったのにとても疲労感があったりする。運動をしてカラダを酷使したあとは、アタマがなかなか回らなかったりする。
アタマとカラダは、自分が思っている以上につながっている。関係している。アタマとカラダのつながりは、どう相互に影響し合っているかを意識し行動している人は少ない。だから、自分でやってみて、そのつながりを実感すべきである。
カラダを動かす、いろいろ使う。そしてアタマを活性化させる。(カラダを動かすことは脳を物理的に動かすことであり、アタマを運動させることである)
大前研一氏や故藤田田氏の著者の中で、同じように「野生」のカンが大切と言っている。野生とは、頭脳も含めたカラダのことだと思う。それは、カラダを使うことで鍛えられるのではないか。
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