企画力を高める10−スキップをする
企画力とは何か? 企画力とは、世の中や人に対してプラスになることを考え、推進する力だと考える。そうだとすれば、それは、生命力、コミュニケーション力、情報力、直観力、洞察力、発想力、構想力、読書力、課題解決力、マーケティング力、創造力、企画書力、表現力、提案力、実行力、脳力などなど、いろいろな力の集合だといってよい。この前提で、企画力を高めるための考え方や実践について考えていきたい。
●スキップをする
ビジネスマンの中で、スキップを習慣的にやっている人がどれくらいいるだろう、とスキップをしながら考えることがある。100人に1人もいないだろう。ジョギングをしている人の中でも、せいぜい1割ぐらいではないか、なんて想像する。
ジョギング後の整理運動として、バックステップやサイドステップなどの一連のステップの中でスキップを始めた私であるが、スキップには独特の感覚があるのに気付いた。スキップというのは、やってみるだけで楽しいのである。
最近はどうかわからないが、昔みた映画やドラマでは、登場人物が楽しいときにスキップをしていたような気がする。明日は好きな彼女と初めてのデート・・・ランララランという具合に公園でスキップを踏むのである。
でも、スキップには逆の効果がある。というか、本来スキップというのは、楽しいから踏むのではなく、楽しい気持ちになるために踏むのではなかろうか。
スキップというのは、リズムである。そのリズムの中にカラダを乗せる。カラダにリズムを与えると気持ちが楽しくなる、という単純なことだと思う。この単純なことがバカにできない。
仕事がうまくいかないときや、はかどらないとき、そのほか気持ちが落ち込んでいるときにスキップをしてみると、結構すっきりするものである。マイナスをなくすどころか、マイナスをプラスにしてくれるほどの効果がある。
人の気持ちをリセットするのに、スキップほど手軽なものはないと思う。運動靴があればいいが、革靴だってできないことはない。スーツを着ててもできる。100メートルもすればいいから、時間もかからない。
気持ちをプラスにたもつこと、これが企画マンにとっては必要なことである。自分がプラスの気持ちでなければ、他人にプラスのことなど提案できない。
だから、何かあっても、すぐに立ち直れるようなやり方をもつ。気持ちはアタマやココロの問題としてだけでなく、カラダの問題としてもとらえる。カラダを使うことのうち、スキップほど手軽で、効果の高いものはないと思う。
スキップをしているおじさんは、傍目からは変かもしれないが、企画マンなら仕方ない。
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