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2008年7月28日(月曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える118−なぜ、企画書が書けないのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時35分52秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、企画書が書けないのか?

あせって企画書を書こうとするからである。

<見方>
企画書が書けない、といって相談にこられる方がいる。中には、何日も徹夜したけど、ここまでしかできないという方もいる。初心者であっても、自分でできるところまではやるという意味では、全然やらない人よりもはるかによいことではある。

できるところまで書かれた企画書を見てみると、なぜ書けないのかの共通点があるようである。まず、多いのは、企画書の文章が書けていないことである。次に、自分の中で情報が整理されないまま書き始めてしまい収拾がつかなくなるものも多い。そのほかにも、いくつかのパターンがあるのだが、この2つのケースが多いので、この2つに絞って対策を考えてみよう。

まず、文章であるが、文章がそのビジネスの何かを説明できていないのである。目的について書くとすると、単に「イメージアップを図る」「売上拡大を図る」となっている。これだけだと、そのビジネスに特有の何かがでてこない。そのビジネスの特有な何かを通してイメージアップを図るというように、文章に中に、何かを入れ込まないといけない。

何かとは、強みや、こだわりや、対象などである。あるいは、そういったものをいくつか組み合わせたものである。そうすると、そのビジネスの企画書らしさがでてくる。このらしさがでてこないからこそ、自分は企画書が書けないと思ってしまうのである。要は、自分のビジネスをきちんとみて、とらえ、1つひとつの文章を慎重に書くことである。

次に、整理されないまま書き始めてしまい収拾がつかなくなるパターンである。企画書作成についてあまり慣れていない人が、情報をたくさん集める。それ自体はよいことだが、情報を整理せずに、書き始めてしまうのである。そうすると、いろいろな要素が頭の中でこんがらかって、企画の背景や条件などのページがやたらと多くなり、多くなるがゆえにまとまらず、にっちもさっちもいかなくなるのである。

集めた情報は、例えば、市場、業界、商品、競合、ユーザーなどのテーマに分ける。そして、それぞれどんなことが言えるのかをまとめる。それから、やろうとするビジネスの全体の背景や環境はどうなっているか、全体を包括するのである。最終的にはどんなことが言えるのかを一旦結論付ける必要があるのである。

この必要不可欠な作業をやらずに、早く企画書を作らないといけないと気ばっかりあせって企画書を作り始めるから、途中でわけがわからなくなってしまうのである。

経験や慣れ、思考や作業のフレームワークという問題はもちろんあるが、もう少しクールに、慎重にビジネスを見る。そうすれば、もう少し企画書を書けるようになると思う。


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