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2008年6月24日(火曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える103−なぜ、最初からプレゼンテーションソフトで企画書を書かないのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時39分44秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、最初からプレゼンテーションソフトで企画書を書かないのか?

プレゼンテーションソフトは、仕上げの道具だからである。

<見方>
まっ白いキャンバスに、絵を描き始めるとき、絵筆はとても重い。なかなか描き始めることができない。文章も、何も書いていない原稿用紙に向かうと、最初の文章をなかなか書き始められない。その理由はここでは触れないが、多くの人にとってはそういうものであろう。ここには、白紙の威圧感とでもいうべきものがある。

何かを生み出す作業には、始めることの重さがある。この始まりの重さをどう処理するか、どう乗り越えるかは、何かを生み出すことを仕事にしている人なら、当然自分なりの手法を考えなくてはならない。

企画書も、パソコンのプログラムからプレゼンテーションソフトを立ち上げ、ディスプレイに真白のページが立ち上がると、すぐには始めることができない。パソコンにも、白紙の威圧感がある。もう20年くらい企画書を書いている私でさえ、いきなり書き始めることは難しいし、たいへんなエネルギーがいる。

私よりも上の世代の人たちの中には、コピー用紙とサインペンを使用し、人に説明しながら、わかりすやく手書きで図解していく方法がうまい人が多い。私も、この方法を見習って一時期よくやっていたのだが、これも結局真白のコピー用紙に向かいあわなければならず、自分1人で作業しなければいけないときは、とてもペンが重いのである。

結局、落ち着いたのが、テキストエディターから始める方法である。テキストエディターというのは、とても気軽なソフトである。ソフト自体が軽いからすぐに起動する。動作も軽いから、文章が打ちやすい。画面もA4とかA3とか関係なく、自分の好きな表示サイズにすればよい。1行あたりの文字数も、気分で変えられる。

そして、何より思考が整理しやすい。思いついたこと、書きたいところから書いていける。あらかじめ考えがまとまらずとも、書いてから整理することができる。並び変えたり、削除したり、追加したり、コピーしたりするのが簡単である。こうして書きつつ、考えつつ、整理しつつという作業を並行して行える。この頭の中を整理しながら作業できることが、テキストエディターというソフトの最大の長所である。この脳とも一体化したような操作性はプレゼンテーションソフトにはないのである。

テキストエディターでの作業は、料理で言えば、下ごしらえである。材料を選び、それを料理に使えるように、洗い、切り、下味などを付ける。この下ごしらえがちゃんとしているなら、うまい料理ができるのである。中華料理は、中華鍋で最後に一気に調理する。プレゼンテーションソフトは、最後の調理段階である中華鍋にあたる。


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