『生物と無生物のあいだ』福岡伸一著を読む
生物を生物たらしめているものは何かに迫る。
おもしろい。
生物関係の本で、
これほど楽しく読めた本は、
なかったような気がする。
特に、DNAの発見をめぐる研究者たちの動きは、
小説のような展開を見せる。
その中で、いいたいことは「動的均衡」、
つまり、
「秩序は守られるために
絶え間なく壊されなければならない」
というところになるのかな。
ただ、最後に、
生物を操作的に扱うことの不可能性を言うことで終わるが、
これは、尻すぼみの感がある。
この不可能性をやってしまうことこそが、
人を人たらしめていることなのでは。
やはり私は、
こういうポストモダンを感じさせる文章の書き方には、
おもしろさを感じてしまう。
★5つ ★★★★★
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