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2008年6月20日(金曜日)

企画・企画書のヒント−“なぜ”から考える101−なぜ、企画書は1日前に仕上げるのか?

カテゴリー: - hagiri @ 07時28分22秒

それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。
しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。

●なぜ、企画書は1日前に仕上げるのか?

1日熟成させて、完成度を高めるためである。

<見方>
カレーは、1晩おいたほうがうまい。その理由は、具材にルーがしみこむ、反対に具材のエキスがルーに流れる、そして具材同士がなじむということがあるらしい。一言で言えば、一晩おくことで、カレーが熟成するということである。

これは、企画書にも言える。いろいろな要素を考え、組み立て、企画書はできあがる。大抵の場合は、こう書こうと決まったら、ばっと作ってしまう。カレーを最初に作るように。だから、企画書には、全体をなじませる余地があるのである。

寝る前にインプットしたものは寝ている間に定着する。そう書いている脳や思考法、語学の本はいくつもある。寝ているときは自覚症状がないので、本当にそうなのかどうかはわからない。しかし、寝床に入ったときや、眠りに落ちる前、また、浅い睡眠時などは、意識するともなく、今やっている企画のことを考えたりするものだ。こういうときには、書いた企画書の組み立てや要素を考え、それを発展させたり、新たな連想をしている。そして、もっとこうしたらよい、あそこはこういうふうになどと考える。これこそが、企画の熟成である。

この思考の焼き直しのほかに、もっと単純なこととして、昨日と今日の自分は違うということがある。ジョギングをすると今日のカラダの好不調がよくわかる。ジョギングほど明確には出ないが脳の働きにも好不調がある。今朝見たニュースが偶然ヒントになることがある。やる気も大抵毎日違うものだ。今日楽しいことがあれば俄然やる気が出たりする。この昨日と今日の格差が、企画書に影響を与える。

あと、昨日書いた企画書を、今日は客観的に見ることができるというのがある。文章というのは不思議なのもので、昨日書いた文章は、昨日は自分の文章としてしか読めないのに、今日読むと、他人の文章として読めるようなところがある。読みやすいか、わかりやすいかを気にしながら読むことができるのは、1日経ってからなのである。この客観性が、企画書の文章の質を高める。

企画書は、できたらすぐに提出しない。できれば1日おく。だから、提出する前の日や前々日に完成するようなスケジュールを立てるのである。


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