『セイラー教授の行動経済学入門』リチャード・セイラー著を読む
身近にある心理的な行動から経済理論を導く。
内容は、
合理的行動モデルはどこまで正しいか、
人はいつどんな理由から協力するようになるか、
「不公平なら断ってしまえ」という意思、
同じ職種なのになぜ給料に差が出るのか、
勝者は「敗者」となる呪いをかけられている、
手放すものは得るものより価値がある、
選好の順位付けはプロセスの中で構築される、
金利と割引率についての損得勘定、
貯蓄と消費は人間的に行われる、
競馬と宝クジに見る「市場の効率性と合理性」、
株式市場のカレンダー効果、
株価は平均値に回帰する、
クローズド・エンド型ファンドの不思議、
金利差と為替レートの謎。
1つ1つのテーマは興味深いが、
言葉の使い方、説明の仕方が難しい。
学生を使って、
ある条件で実験を行うことも多いが、
それが実践的であるかどうか判断が難しい。
じっくりと読みながら、
自分なりにその都度考えなければならないタイプの本。
★4つ ★★★★☆
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