ビジネスのやり方や考え方はもちろん、
言葉遣いやささいな行動まで似てくる。
かくして、まず部長や課長が、社長に似てくる。
そして、社員までも似てくる。
ここまでは、特に問題はない。
(同じような人が増えるという問題が実はある)
優れた人の真似をして、
優れた人が増えることはすばらしいことだ。
ところが、優れた社長であっても、
すべてが優れているわけではない。
悪いところもある。
私が見ていてもわかることだ。
これが、人が人たるゆえんであろう。
ところが、あまりにも尊敬していると、
そんな悪いところも見えなくなってくるのだろうか?
例えば、社長は、会議中に提出された
企画書の内容が気に入らないと、
それを担当者に向けて投げる。
担当者との距離が離れていると、
企画書はブーメランのように回って、
バラバラと音を立てながら落ちる。
それは、担当者にとって、
恐怖感以外に感じることができない威嚇行為になっている。
これは、モノを大切にしないということも含めて、
人を大切にしない行為でもある。
そんな行為なのに、それを見ている幹部の連中は、
今度自分が同じように企画書が気に入らないと、
企画書を飛ばす、投げる。
この企画書を投げるという行為について、
内容が悪かったとしても、この投げることの正当性を
私は見つけることなどできないのであるが、
それは、あるのだろうか?
いくら尊敬していても、
よいことと悪いことの判断をした上で、
優れたところだけを見習うようにしたいものである。
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