もう少し詳しく見ると、
・MovableTypeのように個人的に使う以外の
商用利用の場合は有料ソフト
・XOOPSのように個人、商用もすべて無料の
いわゆるオープンソースソフト
に分けられます。
MovableTypeのようなソフトは、
基本的には他のパソコンソフトのように
購入すればよいわけで、話はそれで済んでしまいます。
ところが、
オープンソースのソフトを使おうとすると、
話はそうはカンタンではありません。
オープンソースソフトは、
GNUプロジェクトのGPLと呼ばれる規約に従って、
配布、使用されることがほとんどだからです。
そのため、この「GNU」や「GPL」について、
基本的なことを理解しておかないといけません。
ところが、これについて、
いろいろなところで説明がされているのですが、
これが、規約などの特有の言い回しなので、
とてもわかりずらいのです。
ということで、
ここではそれをわかりやすく説明したいと思います。
「IT用語辞典 e-Words」の説明がわかりやすいと思います。
http://e-words.jp/
まず、GNUから
http://e-words.jp/w/GNU.html
「GNU 【グヌー】
読み方 : グヌー
フルスペル : GNU is Not Unix
FSFが進めているUNIX互換ソフトウェア群の
開発プロジェクトの総称。
フリーソフトウェアの理念に従った
修正・再配布自由なUNIX互換システムの構築を目的としている。
GNUで開発されたソフトウェアに適用されているGPLは、
「あらゆるソフトウェアは自由に利用できるべき」という
FSFの理念を体現したライセンスとして知られている。」
とあります。
いくつか、わからない言葉がまた出てきますが、
とりあえずそれはおいておき、
GNUとは、フリーソフトウェアの
「開発プロジェクト」であり、
そこで開発されたソフトにGPLが適用される、
という解釈をしておきます。
それでは、次はGPLです。
http://e-words.jp/w/GPL.html
「GPL 【GNU一般公的使用許諾】
読み方 : ジーピーエル
フルスペル : The GNU General Public License
FSFの理念に基づいて明文化された
ソフトウェアライセンス体系。
主にGNUプロジェクトで開発されたソフトウェアや、
その派生物などに適用されている。
ソースコードの公開を原則とし、
使用者に対してソースコードを含めた
再配布や改変の自由を認めている。
また、再配布や改変の自由を妨げる行為を禁じている。」
とあります。
先ほどのGNUのプロジェクトで開発されたソフトウェアを、
自由に配布するための規約がGPLである、
と解釈するとわかりやすくなると思います。
ここで
「再配布や改変の自由を妨げる行為を禁じている」
ということに注目しておきたいと思います。
と、長くなりましたので、
次回に、実際にビジネスで、
GPLライセンスのソフトを使う上での注意点を
説明したいと思います。
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