「創業者の古岡さんがすごすぎたから、
人が育たなかった」と。
これが本当かどうかは知るよしもありませんが、
もし本当だとしたら、それは、
こんな話として想像することはできます。
ある部下の人が、とても優秀な能力を持っていましたが、
その上司はもっとすごい能力の人で、
すべての仕事のカジを握ってしまい、
部下は、能力の全部を使わなくても仕事は順調に回ります。
部下は最初はいろいろ自分で考え、上司に提案しますが、
上司はより考えており、指導力があり、弁が立つので、
ことごとく言い負かされてしまう、という状況になります。
部下は「自分がやらなくても、上司がやってくれる」、
そう思い始めます。
部下は、そんなことをずっと続けてしまい、
一生能力を発揮できない状況におかれました。
先ほどの「人が育たなかった」というのは、
もしかして、古岡さんと社員との関係は、
そんなのではなかったか、と想像できます。
私は、ビジネスで重要なことは、
「自分で考え、行動する」ことだと思っています。
そうしないと、なぜうまくいかないのか、
なぜうまくいっているのか、という、
一番重要なことの認識ができなくなるからです。
すごい人の社員の下にいると、
その人が権限を委譲しない限り、
「自分で考え、行動する」ことが
少なくなるのではないでしょうか?
だから、
「自分よりすごい人と長期で仕事はしない」
ほうがいいのです。
自分よりすごい人と、
何かのプロジェクトで一緒に仕事をしたり、
仕事の話をしたり、プライベートで付き合ったり、
さまざまな形でお付き合いすることは、
とてもよいことです。
また、若いうちは、すごい人のそばにいて、
その人のノウハウや技術、その他の何かを
いろいろ勉強するのもテだと思います。
いろいろと未熟なうちは、
指導される必要もあるでしょう。
ただ、いつかは卒業すべきなのです。
最終的には「自分で考え、行動する」スタンスで、
自分自身を最大限生かす自分の位置を
常に確保しなければならないのではないでしょうか?
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