この企画・企画書用語集は、
企画・企画書に関係する用語を、筆者が任意にピックアップして解説していきます。
筆者の経験と知識による解釈です。
日本語表記の正確さ、言葉の言い回しのうまさについては、自信ありません。
間違いなどありましたら、ご指摘ください。
ただ、言いたいことは説明しているつもりです。

●共同企画懸賞

共同企画懸賞とは、企業の販売促進手法の１つで、複数の企業により共同で企画・運営される形式のキャンペーン。
複数の企業には、メーカーと小売チェーンの場合や、商店街などの一定地域の１社以上の事業者による場合がある。
メーカーと小売チェーンの場合には、小売チェーン店頭でのポスターやチラシや応募ハガキを用意して、共同企画の名の元に実施される。
商店街の場合は、ポスターやのぼりなどのツールで商店街全体でキャンペーンを告知しつつ、各店舗ごとに実施される。
販売促進上、目的を共有できる企業同士で共同して行うことにより、規模やコストの面でのメリットを出していくのである。
実施される内容としては、だれもが応募できるオープン懸賞と購入者などの条件をクリアした人だけが応募できるクローズド懸賞がある。
景品表示法により、提供する景品の上限金額が決められている。
オープン懸賞では、上限金額は30万円である。
クローズド懸賞では、抽選形式の一般懸賞で、5,000円未満の商品の場合、上限金額は20倍、5,000円以上の商品の場合、上限金額は10万円である。
購入者全員がもらえる総付では、1,000円未満の商品の場合、上限金額は100円、1,000円以上の商品の場合、上限金額は10分の1である。
また、景品総額規制もあり、売上予定総額の３％となっている。