『「超」発想法』野口悠紀雄著を読む
この本で紹介されている話の中で、
ある出版社の社長が、創造的でない人がいることを心配して、
心理学者に調査を依頼したところ、
創造的な人々とは、自分がそう思っている人であり、
創造的でない人々は、自分は創造的ではないと思っている、
というだけの違いであるというのがある。
基本的には、これに尽きるのではないだろうか。
私の場合なら、
企画人だと思って、
企画人になろうと思って行動しているから、
企画人なのである。
本書の発想術は、
知識や情報を得たり、勉強することの重要性に基づいて、
あたらしいものやことを考え出すという立場であり、
考え方としては正当である。
こうした中で、
マニュアル的な発想術を信じていない。
それは、マニュアル的な発想術によって、
よいアイデアが歴史的に出たことなど聞いたことがない、
という理由によっている。
創造教育について、
子ども時代は、遊びを中心にして創造力を養い、
大学時代になったら、詰め込み教育と
言っているのは示唆的である。
ビジネスや科学などの創造の歴史にふれながら、
発想することは楽しく、
創造することはおもしろいということがわかる本になっている。
★4つ ★★★★☆
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