『発想力』斎藤孝著を読む
発想力とは何かではなく、
著者の発想力が感じられる本になっている。
読んでいて、
斎藤孝に発想力があるのは、
専門領域である身体論を中心に、
頭もカラダもフル回転しているからだと思った。
そして、実際、読んでいておもしろい。
ラジオ体操は高齢者に適しているのだが、
最近は著者にも効くようになってしまったそうである。
なんか、わかる。
本の文字全部にルビをつける
総ルビ百花繚乱なんて、とても素敵である。
子どもが飛び降りることが好きというのは共感がもてる。
飛び降りることによって、カラダの身のこなしを覚えるのである。
(私も、子どもの頃よく小学校の横にある
川岸から中州もどきに飛び降りたのを思い出した)
コミュニケーションで、
相手の言葉を自分の話に組み込むことに関して、
自分と相手の脳みそを混ぜ合わせる技であるというのは、
とても印象的な表現である。
アイデンティティは、
人からとやかく言われることではなく、
自分が自分で自分のことを何と言いたいかが肝心なのである。
しかし、本書のあとがきで、
著者自身「勢い余ってすべってしまってる」と
言っているように、そういう個所も見受けられる。
例えば「経済再生の発想」のところで、
銀行員に給料の6割とかを保障して、
起業を促すようなアイデアを提示しているが、
これなどは、起業した人からみれば、
ほとんど成功しないパターンである。
著者ほどの人が、
こういうすべりかたをしているのは、
1つの驚きでもあるが、
逆に発想することの自由さが感じられて
よいのかなとも思う。
★4つ ★★★★☆
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