『結婚がこわい』香山リカ著を読む
マーケティングにおける
あらゆる商品・サービスのコンセプトは、
必ず2つのうちのどちらかに類型化される。
プラスの価値を提供するか、
マイナスの要素を除去するかである。
プラスの価値とは、
おいしい、楽しい、おもしろいといった価値であり、
マイナスの要素とは、
危険、コンプレックス、怖いなどである。
この本で扱われる「結婚」は、
まるでマーケティングにおける
商品のように扱われると私には思える。
まず、人の「結婚」に関して
いろいろな定量的なデータが示される。
未婚率をはじめ、フリーターと結婚の関係などだ。
そして、次は定性的な具体的な事例だ。
そこでは、いろいろな問題がある。
「国家」が「結婚のよさ」を
少子化対策の元にいい始めたり、
ある知識層までもが、あまり深く考えずに
いくぶん感情的なレベルで
「結婚することのよさ」を叫んでいる。
ここでは、結婚する人自身も含めて
「結婚=幸福」感覚自体の価値観の強さが
起こっているのである。
ほかには、もちろん異性間の相性があり、
そして仕事、学歴、お金、親子関係など、
まず、結婚する前にいろいろな問題がある。
さらに、結婚したあとの、
姑関係、子ども、仕事などの問題もあるから、
これも、結婚することの足かせになる。
結婚は、マーケティング的に扱われながらも、
プラスの価値が少ししかなく、
たくさんのマイナスの要素があり、
それが、複雑に絡み合って迫ってくるのである。
こういった問題に対して、
著者の最終的な回答は、
仕事で自立しつつ、結婚とのバランスを
自分なりに決めること、
そして、結婚における
自分なりに「愛」のあり方を求めることである、
と言っている。
現代の結婚のあり方がわかる、
良書というべきか!
興味深く読める。
#読書時間 2.5時間
★5つ ★★★★★
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