『図解「ICタグ」がよくわかる』石井宏一著を読む
アパレル業界などでICタグの実験が行われていることが、
今もニュースになっている。
いま、ICタグはどの程度、普及しているのだろうか?
ICタグは実は歴史が結構ある。
結構といっても、1970年代であるが、
発明して、特許をもった会社は実用化を前に、
倒産してしまったそうだ。
すごい技術であっても、それをビジネス化することは、
また別問題であることは、こんなところでも起こっている。
それはともかく、ICタグの本質は、
トレーサビリティ、つまり追跡可能性にある。
例えば、ある機械メーカーの製品で不具合が生じた場合、
ICタグで部品ごとに管理していれば、
不具合のある部品の製造元や生産日などが特定でき、
その後の対応がやりやすくなるというわけである。
また、ユーザーへの情報提供として、
この製品は、どこでだれが作ったのか、
を知ることができる。
最近話題の豆腐メーカーでは、
そのおいしさや、個性的なパッケージとともに、
作った人の名前をブランド名にして
売上を伸ばしているというが、
このICタグは、この製品情報を持つということが、
もっとも得意とするところである。
現在の流通段階での情報流通のしくみにおいては、
バーコードの果たす役割が大きいが、
バーコードは、生産者や流通側のしくみであって、
ICタグは、それプラスユーザーをもまきこんだ
情報流通のしくみとして機能することがその相違点であろう。
モノにICタグをつけることで、
モノの情報がわかることは、モノの素顔を見ること、
つまりアイデンティティをどこまでも保つことができる、
ということで画期的であるといえる。
つまり、われわれは、どこのメーカーが作ったかはわかっても、
細かいところでは、
どこで、だれが、いつ、どのように作ったのはわからないものを
食べてるし、着ていることが多いのだ。
しかし、ICタグにも、いろいろな問題がある。
例えば、ICタグをつけたモノを購入した人が、
追跡されるということだ。
これは、個人情報の問題につながってくる。
ICタグには、無線ICタグというのもあって、
データをパソコン機器などで読み、
サーバーで読み取り、蓄積し活用もできる。
その他、この本には、ここでは書ききれないほどの、
実例と可能性が紹介してある。
この本を読むとそんなICタグのことを理解することができる。
★3つ ★★★☆☆
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