「今日からお客様が倍増する 売れる力学」佐藤昌弘著を読む
「ビジネスはシンプルである」という話から、
この本は始まる。
そして、どんな会社でも、
「USP」(Unique sales Proposition )、
つまり「独自性」が、
100社あれば、100社のUSPがあるという。
そして、それを見つけるためには、
自分の顧客に聞くことである。
たとえば、1000人にアプローチして、
4人しか成約しないビジネスの場合でも、
その4人に「なぜ、うちの会社を選んだか?」を
聞けば、その言葉にこそUSPがある、という。
自分は、自分のことをわからず、
他人こそが自分のいいことをわかっている、
そしてそれはその会社の長所なのだから、
それをUSPにしろ、ということである。
この辺までは、とてもわかりやすく、
シンプルで示唆にとんでいる。
この本は「売れる力学」という
科学的なタイトルがついているが、
実際は、販促のノウハウ本である。
そのため、USPをどう探し、
広告、チラシ、DM、営業などの
実際の販促手法にどう結び付けるか、
という話になっている。
そして、ここまでくると、
チラシのチェックポイントなどを読むだけで、
話としては、シンプルではなくなっている。
ただ、実践の方が書いているだけあって、
DMには、開封率を上げるため何かを入れるなど、
使えるヒントがいろいろ盛り込まれている。
特に、中小企業の方には参考になるだろう。
最後の、これから起業したい方へのメッセージも、
自分の経験と照らし合わせ、
相談を受けた人の実話などを織り交ぜて
なかなか読ませるものがある。
気になったことは、
著者が経営している会社は、
「マーケティング・トルネード」という名前であること。
「トルネード」とは、竜巻のことですよね、
人々に、災害をもたらすものである。
新しいマーケティングを構築して、
既存のマーケティングや人々の価値観を破壊していく、
そういうトルネードという意味なのだろうか?
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