私は、楽して儲けようと思ったことは一度もない、
といえば嘘になるでしょうけど、
儲けることは楽ではない、
という意識でやっています。

ところが実際には、
楽して儲かる話には
多くの人が飛び付きやすいのは、
いろいろなことや人を見ていると、
たやすく感じることができます。

例えば、ブログの本を出すときに、
いろいろな出版社を回ったときにも、
それは強く感じました。

そのニュアンスは、
ブログをやれば楽に儲けることができる、
ブログをやったら、こんなに簡単に儲かるようになった、
そういう本にしたい、という話を聞くことがあったからです。

そういう話はないわけではないのでしょうが、
私は、そういう極端な事例は知りませんし、
そもそも基本的に私は
そういうスタンスに立つ気にはなれません。

それでも、出版社が、
なるべくそういう本を出したいと思うのは、
そういう本のほうが売れるからにほかなりません。

出版もビジネスなので、
気持ち的には理解できるものです。

ところで、会社員であっても、
楽して儲けることをどう考えるかは重要ですが、
個人で事業を始めると、
このことはもっと明確にビジネスに現れてきます。

思っている以上に多い事例としては、
起業すると、儲け話にすぐ飛びつくというパターンです。

いろいろなところに顔を出したりしていると、
大抵、いろいろな儲け話が、
あちらこちらから起こってきます。

こういった話は、事業の将来性や話の信頼性などに関して、
本当にピンキリです。

それを楽に儲かるか、儲からないか、という基準だけで、
自分のビジネスコンセプトもなしに関わっていくと、
全部失敗してしまう、という例を
私はいくつも見てきています。

中にはすぐれた能力などを発揮して
すべてを成功させてしまうような人もいるので、
こういったビジネスのやり方が
絶対ダメというわけではないのですが、
大抵の人は、このやり方だと失敗します。

楽して儲けたい・・・
気持ち的にはわからなくないのですが、
基本的には持たないほうがいい考え方ですね。

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