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2011年1月28日(金曜日)

読者にとっての電子書籍

カテゴリー: - hagiri @ 07時53分25秒

ボイジャー社長の萩野正昭氏の著書『電子書籍奮戦記』で、印象的だったのは、目の見えない人にとっては紙の本は読めないからただのモノにすぎないが、電子書籍は読み上げ機能によって「読む」がことができるから、「電子書籍こそ本である」というくだりでした。

一般人にとっては、電子書籍は、紙の本を置き換えたものという感じがしますが、人によっては、まったく別物になるというわけです。

同じように、電子書籍はシルバーの老眼対策でも威力を発揮するようです。電子書籍の標準となりつつあるePubフォーマットには、端末に合った表示が可能な「リフロー機能」がついてます。文字の大きさも変えられます。自分が見やすい、使いやすい端末を選び、自分が見える、見やすい表示や文字の大きさにすることができます。

以前、ある人が、私に「年をとって老眼になると電車の中で、本も読めなくなる、つまないよー。読書は若者の特権なんだよ」と言っていましたが、そんなことも電子書籍では軽減されるのです。電子書籍を今ささえているのは、ミドル、シルバーと言われています。

入院している方や足が悪い方など、紙の本を書店に買いに行けない人もいます。電子書籍なら端末から買えて、すぐに読めます。本を買いにいくのが面倒な人にとっても同じこと。こういう人たちにとって、電子書籍とは本屋が手元にあるようなものでしょう。しかも、リアルの本屋のどこよりも大きい本屋なのです。

読書のスタイルにも影響します。私は、紙の本では、気になったところに、あとでチェックしたり、メモしたり、読み返すために紙の付箋をはりますが、電子書籍には付箋機能がついてます。わざわざ付箋など用意する必要も、手元に準備する手間もいりません。検索機能もありますね。情報を探しやすくなります。

でかけるときに、紙の本では重さがありますから1冊、せいぜい2冊持っていくぐらいでしょう。電子書籍なら、何十冊、何百冊と持っていくことができます。今日は何をもっていこうかなんて悩まなくてすみます。インターネットにつながるなら忘れたって大丈夫、サーバーに書籍を置いとけばすぐに手に入ります。

あと、電子書籍を持っているとお得なことがあります。無料の電子書籍がいっぱいあります。青空文庫なら、著作権切れの本約1万冊が無料で読めたりします。AppStoreにも、無料コンテンツがたくさんあります。

青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

有料の本でも、米国のアマゾンでは、紙の本より電子書籍が安くなっています。Kindleで100冊も電子書籍を読めば、端末の費用を回収できてお得なんてセールストークしてます。日本でも、同じような展開になれば、電子書籍にはずみがつきます。

電子書籍は、読書の対象が広げ、読書のやり方を変えて、お得なことがあるのです。

最後に言及しておきたいことは、電子書籍によって、情報がもっと軽くなることでしょう。手軽に得て、手軽に捨てる、そういう情報がますます増えていくのでしょうね。紙の本には、モノとしての価値という側面がありますが、デジタルデータにはモノとしての価値はありません。イメージとしては、個体のような活字から液体のような活字への転換。活字は水のように流れていくのです。


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