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2011年1月19日(水曜日)

個人の電子書籍販売ルートとしてKindleはどうか?

カテゴリー: - hagiri @ 08時24分41秒

個人の電子書籍の出版、販売ルートとして、Kindleはどうでしょうか?

Kindleは、累計販売数が1000万台を越えたようです。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1012/27/news030.html

また、アマゾンにおける電子書籍がハードカバーの販売部数を上回ったというニュースもありました。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100720_381932.html

iPadほどの派手さはありませんが、米国を中心に普及速度が上がっていて、確実に電子書籍の読書端末として定着してきているといえるでしょう。

Kindle3からは、日本語表示対応になりました。しかし、Kindleは、現在、アマゾンの日本語サイトからは購入することはできません。日本にいても、英語サイトからは購入することはできますが、日本国内で購入できないというのは、普及に加速がつきません。これを、最初の留意点としておきます。

なお、英語サイトからの購入方法については、解説しているサイトがいくつもあります。

Kindle (キンドル) 購入方法:日本から購入
http://9maa.net/blog/?p=199

次に、Kindleへの電子書籍の販売方法ですが、アマゾンサイトのKindle Storeからになります。Kindle Storeも、現在英語サイトのみです。日本語サイトはありません。つまり、日本語の書籍が少ないということです。2番目の留意点です。

Kindle Store(英語)
http://www.amazon.com/gp/browse.html?node=133141011

そして、Kindle Storeで個人が販売する方法ですが、Digital Text Platformから行うことができます。Digital Text Platformは、だれでも、アマゾンのアカウントを持っていれば登録、使用することができます。

Digital Text Platform(英語)
https://dtp.amazon.com/mn/signin

Digital Text Platformにも、日本語サイトはありません。ログインして、出版物の編集画面では、Languageを選択する項目があって、プルダウンで言語を選択します。英語、ドイツ語、フランス語など約20か国語の選択肢はありますが、そのなかに日本語はありません。実際に日本語のPDFとTXTファイルから作成してみましたが、文字化けしてしまいました。日本語の電子書籍に対応していないのです。ただ、作品を画像化すれば出版できるという報告もあります。

Kindle初の日本語マンガはいかにして誕生したか――電子書籍出版秘話
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1003/24/news034.html

結論としては、Digital Text Platformは、現在は、日本語の電子書籍を販売するのに対応していない状況にあるといえるでしょう。3番目の留意点です。

以上、Kindleで販売するには、3つの留意点があります。Kindleは日本国内では購入できないこと、Kindle Storeは英語サイトのみであること、出版のプラットフォームであるDigital Text Platformは、日本語の電子書籍作成に対応していないこと。

英語の電子書籍を販売するのであれば大丈夫ですが、日本語の電子書籍を出版しようと思うなら、Kindleで個人が電子書籍を出版する環境は整っていないというのが現状、といえるでしょう。

つまり、残念ながら、販売ルートとして、Kindleはとても弱い状況です。ただ、アマゾンのシステムは、著者への還元率がリアル本では考えられない最大70%に設定できる、iPadはMac所有者でないと販売できませんが、KindleではDigital Text Platformにアクセスできる環境があれば、だれでも出版できるなど、期待は大きいシステムになっています。今後に期待したいルートです。


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