『10万年の世界経済史(上)』グレゴリー・クラーク著を読む
産業革命を境として、経済史を解説する。
内容は、
概論 世界経済史のあらまし
マルサスの罠−1800年以前の経済活動
マルサス的経済の論理
生活水準
出生率
平均余命
マルサスとダーウィン
技術進歩
社会制度と経済成長
近代的な人間の登場。
狩猟採集時代に比較して、
定住農耕社会の生活水準は上がっているわけではないし、
現在の人々の幸福感は、
狩猟採集時代に比較して増えているわけではないという。
いろいろなデータが示されているが、
どう判断するかは難しい、というか、
判断のしようがない。
1人あたりの食糧の量が多いことや、
労働時間が短いことが幸福かどうかはわからない。
時代によって、個々の人によって、
幸福の判断は異なるのである。
★4つ ★★★★☆
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